オランダの大学進学にオランダ語は必要か?

初めまして!シェアブロ唯一のオランダ勢、デルフト工科大学新2年のnanamiです。


オランダに留学していると言うと、必ずと言っていいほど「オランダの公用語ってオランダ語だよね?オランダ語話せるの?」などと聞かれるので、学生生活にオランダ語は必要なのか、答えていきたいと思います。


アカデミック面

もちろん通常のオランダ語のプログラムに入学を希望する場合は、オランダ語が必要になります。しかし、オランダの大学には英語で授業が受けられるプログラムも数多くあります。


私が在籍するデルフト工科大学航空宇宙工学部もその一つで、3年間の学士課程の全てを英語で行うため、入学にオランダ語能力は全く求められません。


このような英語でのプログラムの多くは留学生の比率が高いため、オランダ語が出来ないせいで不利になったり、疎外感を感じたりすることもほぼないと思います。実際、私の学部は45%が留学生で、その多くがオランダ語に流暢でないため、英語が学部内での共通語として皆に認識されています。


生活面

オランダは英語圏以外で最も英語能力が高い国の一つだと言われていて、ほとんどの国民が日常会話レベル以上の英語力を持っています。実際、街中のスーパーや駅、病院などで英語が通じなくて困ったことは今まで一度もありません。


また、市役所から届く手紙やネットショッピングのサイトなどはオランダ語で書かれていますが、オランダ語と英語はよく似ているため、google翻訳などで英語に訳せば十分理解することができます。(オランダ語→日本語に訳すと、「結局どういうことやねん!」となる翻訳が多いので英訳することをおススメします笑)


その他、生活で何かあっても、オランダ人の友達が一人でもいれば恐らくどうにかなるでしょう!


とは言ってもやっぱり・・・?

このように、オランダは、オランダ語が出来なくても困ることなく暮らせる環境ではあります。しかし、様々な人と関わっていく中で、日常生活レベルくらいは出来るようになりたいと思う場面もありました。


例えば、いくらオランダ人は英語が得意だと言ってもやはり非ネイティブ話者。重要な事柄は英語で伝えてくれても、ちょっとしたジョークやポロっと口にする一言などは母国語のオランダ語です。大学で多くのオランダ人と一緒にスポーツなどをする中で、彼らはどんなことで笑いを取るのか、どんな場面でどんな声掛けをするのかなど、母国語を話しているときにしか表れない部分を知りたいと思うようになりました。


また、普段あまり英語を使わない人と話していると、英語の文の中にふと、オランダ語の単語が混ざったりすることがあります。文構造が似ていて同じ単語を使っていることも多いため、その単語がオランダ語か英語が分からなくなることがあるそうです。そんな時、オランダ語を知っていれば頭に「?」を浮かべることなく聞き流すことができます。


その他には、普段使っている呼び名は英語なのに、表記のアクロニム(頭文字を取った略語)はオランダ語のまま、ということもあります。例えば、皆が”Aerospace Lecture hall B”と呼ぶ部屋の表記は、LR-CZ B:オランダ語でそれを意味するLuchtvaart-en Ruimtevaarttechniek College Zaal Bのアクロニムのまま。私は入学してからしばらくの間、表記の意味がよく分かっていませんでした(笑)オランダではアクロニムが非常によく使われるので、基本的な単語くらいは知っておくと便利かもしれません。


結論

オランダ語が出来ればより居心地が良くなるとは思いますが、出来ないことを理由に留学を躊躇する必要は全くないと思います。私も来た当時は全くオランダ語ができませんでしたし今も流暢には程遠いレベルですが、不自由することなく生活できています。


オランダ留学を考えている人の参考になれば嬉しいです。


2019/08/09 nanami

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