小規模大学の方が断然いい!に待ったをかけるためのQ&A

こんにちは!カリフォルニア大学サンタバーバラ校からお届けします。えりかです!


この間とある団体で、高校生たちと大学選びワークショップをしたのですが、大半の人が、「小規模(リベラルアーツ大学)に自分は向いている」という結論になっていました。


確かに、リベラルアーツ大学で魅力的だとよく言われている「少人数授業」や「親身なサポート」や「みんなと知り合いになれる」などは、とっても魅力的です。私もぶっちゃけそういう大学がいい。


でも、本当にこれらは大規模大学(総合大学)にはみられないのでしょうか??そんなことないよ!と私が思う、よくある大学のイメージをQ&A形式で紹介したいと思います。

(※以下は、私の大学での話であり、偏見ももちろん混ざっているので、あくまで一例として捉えていただきたいです。)


Q:少人数授業はリベラルアーツ大学だけ?A:いいえ!

確かに特に1、2年生のうちはレクチャーは300人、500人規模の授業があったりします。


でも、そういう授業には20人くらいのディスカッションできるクラスが週1でついています。


レクチャーを受けた後、少人数に分かれてディスカッションをするということです。ということは、300人のレクチャーも20人 × 15クラスの集まりでしかないということ。


レクチャー中、大規模の人数でもディスカッションが行われることもあります。それは生徒と教授間であったり、生徒間だけであったりします。


ディスカッションをするためには情報を入れる必要があるため、どんなに少人数のクラスでもレクチャーっぽい時間はあるはずです。(と思っている)


だからそれを、ディスカッションするメンバーで聞くのか、みんな一斉に聞くのかの違いなのではないかと大まかに私は捉えています。もちろんリベラルアーツで学んだことないので保証はできませんが、、、


ちなみに、私の演劇のクラスは11人で受けていました。しかも、3、4年生になると、10〜60人の授業が当たり前になり、思ったほど大規模大学でも授業は困らなそうです!


でも常に10〜20人くらいがいいなって人はリベラルアーツ大学がオススメかもしれませんね!


Q:教授と仲良くなれるのはリベラルアーツだけ?A:いいえ!!

確かに、名前を覚えてもらいやすいのはリベラルアーツかもしれませんが、総合大学もしっかり教授に会いに行けば、全然仲良くなれちゃいます!


オフィスアワーに行かなければ顔を覚えてもらえないのは確かに面倒くさいですが、

可能ではあるということ。


実際、私は演劇の教授に家に誘われ、晩御飯をご馳走になったことがあったり、コミュニケーション学の教授に、道中で声かけてもらったり、推薦状書くからいつでも言ってね!と言われたりすることがあります。


むしろ、先生方はテスト期間以外のオフィスアワーは暇をしていることが多いため、自分から動けば、全く問題がありません!


Q:総合大学って、サポート手厚くなかったりする??A:いいえ!

あくまで私の経験ですが、いつもサポートが沢山あるなといつも感じます。


ライティングが苦手だったら、ライティングセンターがあり、しかも英語が第二言語の人専用のチューターもいます。


理数系について行けなかったら、塾的なものがあり、その授業を一緒に受けている院生が優しく教えてくれます。


留学生として何か相談したいことがあったら、カウンセラーの中に中国や日本人もいて、自分の言語で話せる、自分の経験を理解してもらえるような大人がいます。さらに、昨年度からInternational Student Advisory Board というのが設立され、常に生徒と留学生担当スタッフが話し合い、留学生の生活を改善するための努力をしています。


授業をなにとればいいか迷ったら、アカデミックアドバイザーがいて、私のアドバイザーはしっかり私のことを覚えてくれて、しかも毎回、「君の成果が見たいから次また絶対きてね!」と助けを求めるのが恥ずかしくない環境にしてくれます。


ルームメイトに困ったら、ハウジングのおばちゃん、今では私の第二のママレベルまで仲良くなりました。前に話したルームメイト問題を解決してくれ、そのあとも面倒を見てくれ、

夏休み中に持って帰れない荷物を預かってもらったり、誕生日にケーキをくれたり。


本当に素敵なスタッフばかりで心配はなにもいらないです。


Q:リベラルアーツの学びってリベラルアーツ大学にしかないの?A:いいえ!

私の大学もリベラルアーツ思考です!入学時に専攻決まってなくても全然よし。


理系から3クラス、文学から2クラス、みたいな感じで、いろんな科目に挑戦できるシステムになっています。


Q:大規模な大学にちょっとあれ?と思ったことはなんですか?

A:まず、低学年の時、自分のペーパーなどを見てくれるのが大学院生であるということ。教授から学んでいるのに、成績をつける人がその人でなかった時、少しあれ?と思いました。


そして、授業でできた友達との関係を維持するのが難しいということ。


せっかく授業中かディスカッションのクラスで知り合っても、その授業が終わってからまた出会う確率、そして出会っても相手が反応してくれる確率は結構低いです。


また会う約束を必ずしないと浅い友情のまま。


まあでも、友達ができないわけではないし、寮の友達はずっと会えるし、高学年になって専攻が決まれば決まるほど授業メンバーも同じになるはずなので、浅く広くより、狭く深く派の人はそんなに気にならないかなと思います。


Q:大規模な大学でしめしめと思ったことは?A:選択肢が多いこと。

授業、課外活動、友達、選べる範囲が大きいので自分にあった選択ができる!


よく、「こんな授業とってるんだ〜」とか、「こんな課外活動やってみた〜」という話になると、リベラルアーツ大の友達から「いいな〜それうちにはないわ」「そんなに選べるんだ!」と結構言われます。


大学によっても違うのでしょうけれど、選択肢が多いし、気になるからという理由だけでいろんなことを試せるのがいいところだと思っています!


しかも例えば、理系から2クラスとれと言われているけれど、数学とか物理とか苦手すぎてどうしようという人は海洋学やコンピュータサイエンス、心理学で補えたり、歴史をとれと言われているけれど、歴史まじ無理。という私みたいな人は、昔の演劇のことを学ぶことでそれがカバーできたり。


選択肢が多いからこそ、自分の興味に合わせてリベラルアーツをカスタマイズできます!


また、著名な教授が多かったり、研究のお手伝いに入りやすかったりするのもメリットかなと思っています。



という感じで、偏見ありまくりの私なりの見解を書いて見ました。

長くなりすぎちゃ困るのでこの辺にしますが、要は、そこまで大規模大学を避けないで、ということを言いたかったです!


では!

2019/01/05 Erika.S

海外大留学生ブログ - シェアブロード

海外大学受験や大学生活で感じたことを、現役大学生が素直に綴ったブログのような読みやすいサイトです。海外大学を目指した理由や、今の学校を選んだ理由。自分たちが出願時に知りたかったことや、知っておきたい素敵な団体や人も紹介します。 誰かにとってのマイナスポイントは、他の誰かのプラスポイント。

0コメント

  • 1000 / 1000