「留学して、アメリカで過ごせば英語が話せるようになるだろう。」
それは、私がアメリカの大学への進学を決めた理由の一つでした。
実は違ったとかいう話ではなくて、本当に留学すれば英語が話せるようになると、この半年ほどで実感しています。なので、同じことを考えている留学経験のない高校生は、安心して読み進めてください(笑)
留学する前の私は、アメリカに行ってしまえば英語に囲まれるのだから、日本で1日1時間リスニングやスピーキングの練習をするよりも24倍(24時間囲まれるという単純計算w)早く上達するだろうという論理で上記のことを考えていました。
でも、こっちで過ごしてみてそれだけじゃないのかもなと思い始めたので、そんなこんなで今考えていることを書いてみました!ちょっと真面目な記事です多分!笑
留学する前の私の考え
私は、大学に進学するまでの18年間ずっと日本に住んできて、英語ができないのがずっとコンプレックスでした。
中学受験・高校受験を通して、どんなに英単語テストをこなしても、英語の長文読解で良い偏差値を取っても、英会話の塾に通っても、ネイティブの英語の先生や帰国子女の友達の前では萎縮してしまうのが私でした。
だって、世界の人に比べて日本人は英語ができないとかニュースで言われてるし。
学校で習った”How are you?” ”I’m fine, thank you.”が古くて間違っているとか言われたって、じゃあなんて返せばいいのか知らないし、誰も教えてくれないし。
(ちなみに、多分”I’m good”って答えることが多い。I’m fineでもなんら問題はないけど)
リスニング教材とかTOEFLのレクチャーなんて何言ってるかわかんないし。
そんな中、英語が話せるようになるには留学しちゃうのが一番早いという鉄板の意見を耳にしまして、留学したいなぁと中学生の頃から思い始めました。
というのが、留学までの流れです。
留学してから気づいたこと
では本題の、なんで英語ができるようになるのかについて話しますね。
とりあえず、24時間英語に囲まれるから上手くなるっていうのは間違ってないし、大きな理由の1つなんですよ。
他の留学生やアメリカ人の友達や教授が話すのを聞いて、あぁそのシチュエーションでそういう表現をするのかとか、そんな単語があるのかとか、新しい気づきがここ半年でいくつもありました。
(例えば、awesome・weirdの使用頻度が異常に高いとかね!)
でも、アメリカに行って24倍の速度で英語力が上がるかといえば、そうでもないんですよ。
日本で和訳と英訳を並べてバーって覚えた方が大量の英単語覚えられるし、日本で同じスクリプトをなんども音読して暗唱してってした方が、聞き取れない文がどんどん頭を通りすぎるよりも得るものがある気がする。
じゃあなんで英語で話せるようになるかっていうと、「英会話」じゃなくて「コミュニケーション」ができるからじゃないかなって思うんです。
リスニングの試験では、多くても2回までしか聞けないし、全く同じ文章が流れるだけ。
でも、こっちの生活の中では、「言い換えて」ってお願いしたり、わからなかった単語の部分だけを聞き返したりできる。
(”Hey! Did you eat ***?”に対して、 “eat what?”みたいな。)
スピーキングもTOEFLでは、上手く表現できなかった時に低い点数つけられて萎えるだけだけど、アメリカでの会話では、どこが伝わらなかったのかを理解した上で言い直すことができる。
向こうがこういうこと?って聞き返してくれれば、あ、ごめんそうじゃなくて…って誤解を解消することもできる。
それに、誰も一度で理解できる綺麗な文章が言えなかったからって怒ったりしないんですよ、当たり前だけど。笑
テストでは一回で正しい表現ができなかったらバツをもらって終わりだけど、別に日本語の会話だって言いたいことが端的にさらっといつでも言えるわけじゃないし、「あ、ごめん聞いてなかった、何て言った?」って聞き返すことだってあるじゃないですか。
むしろ、みんな第二言語でよくそんなに話せるねって褒めてくれる温かい環境(他の学校は知らないけどウースターはそうだし、多分どこもそうだと思っている)で、日本にいる時とそんなに能力が変わっていないはずなのに(まだ半年だし)、英語に対するコンプレックスをあまり感じなくなりました。
イメージ的には、使える道具(ボキャや言い方のレパートリー)が増えたというよりも、道具を気軽に使って試して、正しい使い方を覚えた感じです。
で、何が言いたいかって言われると、ただ私がこうだなって思ったことをつらつら書いただけで、日本の教育体制に異議を唱えているわけでもないです。笑
ただやっぱり、英語が話せないっていう長年のコンプレックスがこんな短時間でサクッと解消されるんだから、自分のテリトリーであれこれ奮闘するよりも、実際に異文化に飛び込んでみるっていうのは大事だなぁと思っている今日の私でした。
2018/02/04 amu
0コメント