前回のアメリカの大学を目指した理由でも触れたように、アメリカ大学の受験は、その受験過程だけでたくさんのことを学べたり、また良かったなと思える点がいくつもありました。
なので今回は、私がアメリカ大学を受験してる最中に、あっこれお得だなぁと思ったことを紹介します。
今受験中で苦しんでいる子が、そっかそう考えれば楽しいかもって少しでも思えるといいなと思います。
日本の受験と何が違うのかを知ることもできると思いますよ!
学校に通う時間が無駄にならなかった
これ私の学校では特にだったんですけど、進学校と言われている学校ほど、塾に頼る傾向が強いんじゃないかなぁと思って。
学校の授業中に塾の宿題を内職したり、もうこれ塾でやったな無駄だなぁって思いながら、授業を受けてる高校生も多いと思います。
一方で私は、高3になって学校の授業を超真剣に受けるようになりました。
学校の成績が海外大受験に必要だったことや、国内大学入試用の塾に通う余裕がなく、学校の授業で入試対策を済ませなければいけなかったことが理由です。(学校の先生、不純な動機でごめんなさい)
そこで気付いたのは、学校の授業って楽しいじゃん!ってこと。なんか小学生みたいなこと言ってますね笑
でも、言われた予習をきちんとして、授業内のプレゼンをしっかりして、先生の話をきちんと聞いてってしていたら、2年間無駄にしか思えなかった授業がとても楽しかったんです。(もう一度言います、先生ごめんなさい)
ついつい部活や塾の宿題でおろそかにしてしまいがちな学校の授業。それを無駄にせずに楽しむ機会をもらえたのは、お得だったなと思います。
…学校の先生はやっぱり部活だ会議だと忙しくて、なかなか質問がしづらく塾の必要性も実感したのは、おまけの話。
部活や行事に一生懸命になれる
部活や行事に力を入れている学校も多いと思います。塾や入試との兼ね合いもあり、高3になると真剣にやる人と勉強に切り替えたい人に溝ができるのはあるあるですよね。
そんな中私は高3の夏、全力でクラス演劇に参加することができました。(もちろんTOEFLの対策をやりながらだけど。)
っていうのは、アメリカの大学は課外活動も考慮に入れて合否を決めるので、勉強以外の頑張った事も無駄にならないんです。
私は高2の秋まで部活一本だったけど、早くに海外大学を目指し始めた人は、もっとアクティブに色んなことを頑張れるんじゃないかな。
「勉強か青春か」
どっちも大切な2つを天秤にかける必要なく、いろいろなことを頑張りやすい環境なのは、とても良いですよね。
ちなみに一生懸命やればやるほど、課外活動としてだけでなく、エッセイの題材にもなりますよ。
自分のことをじっくり考えられた
これは誰でも必ず、アメリカの大学(他の国もそうかもしれません)を受験すればできること。ある意味しなければならないことでもあるんだけど笑
エッセイを書くにも、受験校を決めるにも、奨学金に応募するにも、「自分はどんな人」で、「自分が今まで何をしてきて」、「これからどうしたいのか」を考えなければなりませんでした。
そして、”考えなければならない”って義務っぽく言ったけど、私にとって自己分析はとても楽しかったです。
自分の性格が親の反面教師からきていることがわかったり、知らなかった自分の考え方の筋が見えたり。
一度自分の性格に気がつくと、普段何気なくしていた選択が必然的なものに見え始めるんですよ。
そんな自己分析の楽しさを感じたのと同時に、自分の行動に理由をつけるには、目的とか夢を作らなきゃいけなくて。
アメリカの大学を受験するという行動をとりながら、自分はどういう人生を生きたいのか、何がしたいのかを改めて考えることができました。
盲目的に宿題をこなすだけの受験勉強じゃなかったからこそ、得られた経験だったなと思います。
友達と新しい話題で話ができた
これはyukiもAgosについてで言っていたことだと思うんだけど、同年代と夢とか未来の話をできたのは本当に楽しかったです。
奨学金のエッセイを書く機会を与えてくれた財団とか、もちろんエッセイ対策の会を何回も開いてくれたN先生にも本当に感謝しています。
そのエッセイ対策の会で話したことを少し紹介すると、AIについて、Post humansについて、リーダーの素質についてなどなど。
カリキュラムが決まっている学校や塾では、なかなかこういうのを話し合う機会って与えられないし、意識高い系のイベント行っても一部の人と話してる感あって微妙なんですよね。
普段一緒にいる友達と、そういう新しい話題について話すということが、普段のその人の考え方や興味を知っている分、なおさら新鮮で私にとっては楽しかったです。
出会いにアクティブになれた
海外経験なしで海外進学しようとしている時点でお前アクティブだろ!っていうツッコミはさておき、私は受験過程で本当にたくさんの人と出会えました。
でもそれは授業が一緒だったとか、家が近かったとかいう自然な成り行きのものだけではなく、自分で見つけて足を運んだイベントで会った人だったり、FBで名前検索してメッセージを送って繋がった方だったり。
世間には優しい方が本当に多くて、知らない後輩である私に、学校のことを長文で教えてくださる先輩ばかりでした。
「迷うのは、情報が足りないからだ」っていうのは私がもらって今も大切にしている言葉。
少しでも興味のあることがあるなら、一歩踏み出してその分野の情報をかき集めて、それから自分がそっちに進むか否かを迷えばいいんだと思います。
ちなみに出会いを繋がりにするのも大切で、面接会場でたまたま帰りが一緒だった子と、別日にご飯を食べて仲良くなったり、その上その子がプロジェクトのメンバーに加入してくれるということもあるんですよ笑
2017/06/29 amu
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