こんにちは。マウントホリヨーク大学1年生の碧砂です。出願を終えた多くの受験生の皆さん、お疲れ様です。これからインタビューの時期に入っていきますね。インタビューは、可はあっても不可はありません!大学のことを知れる絶好のチャンスです。ぜひ、面接官にたくさんの質問をぶつけてみてください。(インタビューに関しては、他のメンバーが自身の体験を書いてくれています。)
さて、今回は心に余裕がなかった受験期、私の大きな励みになった存在についてお話しします。
皆さんは、受験期と聞いてどのような過ごし方を想像しますか?多くの方は、1人で机やパソコンに向かう姿をイメージするのではないでしょうか。それはその通りです。ですが、それだけでは海外大受験は乗り切れないと思ってください。
海外大のアプリケーションの中で最も重要と言っても過言ではないエッセイですが、このエッセイ、一人で書けるという想定は捨てた方がいいと思います。
私には、幸い学校内に海外大学の進学を目指している同級生がいました。そのうちの一人の女の子とは自習室も同じで、日頃から密にコミュニケーションをとっていたこともあり、お互いの性格や考え方、人との付き合い方などはよく理解していました。
エッセイに取り組み始めてからは、彼女に自己分析を手伝ってもらったり、エッセイのアウトラインを話すことで頭の中を整理したりしました。時に、互いのエッセイを読んでコメントしあったりと、彼女との会話を通して得たヒントは数えきれません。
一人でパソコンに向き合って頭がパンクしそうになった時、アイディアが出てこなくてスタックしていた時、少し話すだけでも不思議と落ち着けました。また、先生でも先輩でもなく、友達という立場で出てくる意見は他とは違った視点で新鮮でした。
やはり受験となると競争意識が芽生えるのも事実です。ですが、もし周りに似た進路を目指している人がいるのであれば、海外大受験においては特に、競争というよりは協力した方が何倍もお得な気がします。
自分のことを知っている誰かに意見を求めてみてください。海外大に関して無知な人でも大丈夫です。まず、自分の長所と短所を聞いてみてください。初対面の時の第一印象とそこからの変化、普段よく話す話題や考え方のくせなど単発の質問から入るのがいいのではないかと思います。そして、今頭で考えているエッセイのネタやアウトラインを全部言語化して話してみてください。これって私っぽい?っていう質問をしてみると、普段その相手に見せている側面とエッセイの中で出ている人間性がリンクしてくると思います。
ただ、心に余裕がない受験期は色々と目につくことも多いと思います。スコアが出揃っている人を見ては、どうして私はまだSAT/TOEFLの勉強にこんなに時間をとられているんだろうと思って焦ります。帰国子女の圧倒的な英語力を目の当たりにすると、この人たちには敵わないなあと落ち込みます。そんなふうに考えてしまう自分が嫌になったりします。でも、SAT/TOEFLを出願ギリギリまで粘ったこと、一般生であることも一つの自分のアイデンティティになります。
アドミッションオフィサーは、他人との比較ではなく、その子が大学に合うか否かで合否を決めます。彼らは、受験者それぞれがどのようなバックグラウンドを持っているか、弱点はもちろん、その子の強みもきちんと理解してくれています。アプリケーションの全てが完璧な受験生なんてどこにもいません。
海外大学受験はよくお見合いに例えられます。受験者と大学の相性があえば合格、合わないと判断されれば不合格です。そこに受験者個人の優劣はありません。大学の好みです。どの人も、大学選びがきちんとできていれば受かるべきところに絶対受かるんです。
自分がどういう人間であるかを正しくわかりやすく大学に伝えるためにも、周りの自分をよく知っている人間に頼るのもありではないでしょうか。
自分について考える時間の多い受験期だからこそ、他の人から見た自分の姿もぜひ探してみてください。
【おまけ】
国内大学専願の友達にいきなり私の長所と短所ってなんだと思う?って聞いたら、唐突すぎたみたいですごく心配されました😂笑
2020. 2. 14 碧砂
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