なんか前回は日米併願の方法論について語るとか言っていた気がするのですが、よく考えたら自分は両方にちゃんと受かるアドバイスができないことに気づいたので、それはしばらく置いておいて、とりあえず他のみんなに倣って大学での生活について軽く書きたいと思います。
全ては自分次第
授業はつまらないか?
〈大学での講義〉
「授業がつまらない」というのはある意味正しく、いかんせんアメリカの大学なんかと比べると、学生数の多い東大では大教室での一方的な講義が多いのも事実です。
教授も、講義の仕方が特別面白いわけでもないので、ただ単に受け身の姿勢で授業に出ているうちは、退屈だと感じてしまいます。
例えば、僕は高校時代から歴史に興味を抱いていました。そこで今学期は、歴史学のアプローチの仕方を学ぼうということで、
- 「歴史学とは何か」というそのものずばりなタイトルのオムニバス形式の授業
- 世界史論という東アジアの国際関係史を中心とするグローバルヒストリーの授業
- PEAKという留学生向けに英語で授業を行っている部門の、カナダ人の先生が教えている東アジア入門の授業
などを取ってみました。
すると、まずPEAKの授業で「いかに日本人の北海道や沖縄に対する認識が、華夷思想に基づいていた時代と国民国家の概念導入後で変化したか」を学びました。
そしてその一方で、2つ目に紹介した「歴史学とは何か」という授業でで来た清朝史専門の先生に、「華夷思想には国民国家に欠かせない国境という概念は存在しない」と教わるなど、相互に授業内容を別々の視点から補完しあうということが起きました。
〈ゼミも東大の特徴〉
授業の履修要件的にそんなにゼミばかりを取るわけにいかないのが悲しいところですが、ディスカッションをメインとする授業も思ったより多いなと感じました。
自分たちで一次資料として外国の教科書を収集・分析したり、論点を考え出して論文にまとめる作業は大変ですが、結構わくわくします。
〈結局つまらないかどうかは自分次第!〉
東大は、駒場の前期課程の授業シラバスを公開していなかったはずなので、外部の人が調べてもどんな授業があるのかよくわからないのが残念な所ですが、授業を紹介しているブログもたくさんあるはずです。
東大に興味がある人は、ネットで調べたり先輩に聞いたりして、自分が東大でも楽しめそうかを見極めるのもいいと思います。
東大に限らず、日本の大学か海外かで迷っている人には、先に行きやすい日本の大学を研究して、自分の進路を考えるのは結構おすすめです(僕はしなかったが故に後々迷いました)。
勉強するかしないかも自分次第
勉強しないで遊ぶ学生の話も、要するに回りが勉強してなかったらお前は勉強しないのかという話なんじゃないかと思います。
つまり、どんなに流されやすかったとしても、本当にモチベーションがあるのであれば人は勉強するんだなということに大学に入ってから気づきました。
目指すは、海外大を比べるのと同じ基準で東大を比較してもらえるような情報を提供することです。
2018/01/07 yuki.T
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