奨学金や合格率を意識して出願する方法

アメリカの大学を受験する人のほぼ全員がぶつかる問題が、お金の話。

そこで今回は、行きたい学校に通うための、奨学金や合格率を意識した出願方法の案について書きたいと思います。

大事なのは、これは成功例ではないということ。笑

「こうすればよかったかな?」という後悔も含めて、私が思う様々な出願方法のメリット・デメリットを紹介します。

*この記事における奨学金は返済義務のない給付型奨学金のことです。

奨学金の種類

まず最初に、ザクッと奨学金の種類の話。詳しいことは少しググればわかると思うので、省略します。

大学からの奨学金

大学が出してくれる奨学金は「Need-based」と「merit scholarship」の2種類。前者は、家庭の財政状況に応じてもらえる資金援助的な奨学金です。

簡単にいうと、事前に我が家は〇〇ドルまでしか払えませんと申告した上でアプライし、合格した際には、足りない分の奨学金をもらうという形。

一方でmerit scholarshipは、学生の能力に応じて与えられる奨学金のことで、家庭の財政状況に関わらず優秀さに応じて金額が決まります。

奨学金払うから、うちの学校に来て!!っていう、いわば大学からのラブコールですね。(たぶん。)

ポイントは、ニードベースは申請した時点で合格率が下がってしまう点、メリットは金額がアプライ時にわからないから必要な文もらえるかわからないという点ですね。

ニードベースの奨学金を申請しても合格率が下がらない「Need-blined」の学校もあるので、調べてみてください。
(この辺の用語は始めちんぷんかんぷんだけど、だんだん覚えてくるから大丈夫。笑)

日本の財団からの奨学金

グルーバンクロフト基金や江副記念財団など、海外大学に進学する人に向けた日本の財団がいくつかあります。

私が高3の時には、柳井正財団や孫正義財団、日本学生機構のJASSOなども、海外大学進学者への奨学金制度を開始しました。(ありがたや)

各奨学金によって応募資格や応募プロセスが変わってくるし、また新しい奨学金制度が始まる可能性もあるので、その辺の情報収集は超重要ですね。

シェアブロードのメンバー紹介ページでは財団奨学生も紹介しているので、話を聞きたい人はコンタクトを取ってみてください。

具体的なアプライ方法

さて、そろそろ本題のアプライ方法について紹介して行きますね。

Early Decisionを使う

以前mitsukiがEDについて書いてくれたのでざっくり説明すると、普通の出願(Regular Decision)よりも数ヶ月早く、かつ合格した場合は必ずその学校に行きます!という制約をするアプライ方法です。

事前にビジットしていたり、どうしてもその学校に行きたいという場合は、EDを使うのがおすすめ。というのも、合格率が上がります。

「EDで出願した唯一の日本人だったから合格できた」という友達も周りにいたので、本当に合格率上がるんだなぁと私は受験期に実感しました。

まぁ、自分の学校への愛が伝わるアプライ方法なので、合格させたくなる気持ちもわかりますよね。

また、もっと奨学金をくれないとEDなのに通えない!という理論で、奨学金の金額を上げてもらえる場合もあるようです。(状況によります)



Need-basedを申請して受験する

私はこれで受験しました。つまり、合格率が下がることは承知の上で受験校全てにNeed-basedの奨学金を申請しました。

というのも、せっかく合格しても学費が足りなくて行けなかったら意味ないなと考えたからです。

出せないものは出せないので、本当に行きたい学校は合格率が下がるとしても、Need-basedの奨学金をアプライした方が良いんじゃないかなと私は思います。



Need-basedを申請しない学校を作る

これは、私がしなかったけどやってもいいんじゃないかなと思っているアプライ方法です。

上で言ったように、学費が足りないのに合格しても意味ないのですが、その足りない分を日本の財団から奨学金をもらうことができれば、通うことができます。

受験プロセスが変わっているかもしれないので、そこは各自で確認して欲しいのですが、2017年度は合格校がわかる前に奨学生を決める財団と、合格校がわかってから奨学生を決める財団がありました。

つまり、合格してからでも奨学生になるチャンスがあるということ。

なので、ちょっと自信ないけどとても行きたいというチャレンジ校がいくつかある人は、その中でもニードベースを申請する学校としない学校を作って受験するのも一つの策なのではないかなと思います。



最後に

エッセイ・TOEFL・SAT/ACTに、コモンアプリケーションまで完成させなければいけない中で、日本の奨学金への応募はだいぶ大変だと思います。

締め切り日はしっかり把握してタイムマネジメントをすることと、もういいやと諦めない心が大切。笑

今年受験の人は、頑張ってください:)

2017/08/11 amu

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