有機化学の研究ラボに、学期中参加してみて。

こんにちは、Stevens Institute of Technologyに通っているyukiです。


二年生も後半期に入り、多くの生徒がインターンやボランティア、そして研究に参加するようになりました。そこで今回は自分が去年の11月から入った有機化学の研究ラボについて書きたいと思います。


メリットとデメリット

まずメリットについてですが、研究所は授業とは違い大学に貢献するべき場所です。助成金や給料が出たり、ジャーナルなどに載って表彰されたりと、課外活動というよりは職業に近い位置取りをしています。


学部生は授業の合間での参加となるのでスピードや貢献度は劣ってしまいますが、そこで得られる経験は研究室に就職するのと同等のものと捉えても過言ではありません。就職や大学院への入学、レベルが高めの研究はある程度の経験が必要な場合もあるので、早く始められると早いだけプラスになります。


一方で、やはり時間が取られるというデメリットもあります。まず、研究所に入ること自体、一定の成績や経験が必要になります。しかし2年生にもなると授業も専門性を増し、自分の場合は大体1年生の2倍ほどに勉強量が増えている状態になっています。


成果を出してラボに貢献する必要もあるため、研究を疎かにしてしまってはラボのお荷物にしかなりません。この成績の維持と成果を出せるほどの研究への献身を両立させるのは、やる気がないと厳しいです。実際ラボに参加してみて、研究にかかる時間は自分の予想以上に多かったと感じます。


ラボに参加した経緯と研究内容

では、メリットとデメリットを踏まえた上で、具体的な経緯と研究内容について紹介します。

自分はもともと有機化学が好き/得意だったのですが、3年生になるまで授業を取れないということが判明。どうしても大学では早くから有機化学に触れていたかったので、担当の教授にコンタクトを取り、入れてもらおうと決意しました。


もちろん、有機化学の授業を受けてないのに有機化学のラボに参加するというのはおかしな話でもあるのですが、これまでの成績と、高校時代に有機化学を毎日勉強してずっと本を読んでいたという話をしたらOKを出してもらうことができました。


今は週3日、月曜日と水曜日の午後2時から7時、火曜日の午後5時から7時までに限って参加しています。


ラボは院生がメインで毎日活動しており、抗がん剤新薬の開発を行っています。研究所で新薬を作り、サンプルができるとマンハッタンの研究所に持っていき、がん細胞にどう働くか検査を行っています。


家が一軒建つような値段の機械も置いてあります。また、2週間に1度1〜2時間程度のミーティングで経緯報告や知識の共有を行います。周りはほぼ全員院生なので知識がかなり深く、踏み込んだ質問や突飛な発想を投げても、納得できるまで返答してくれたり共に考えてくれたりするのは、大学の他の場所では得られない環境だなと思います。特にミーティングでは毎回新たな知識を得ることができるので、自分にとっては有意義でとても楽しい場所です。


タイムスケジュールについて話すと、授業が週5日一日平均4.5時間で、宿題と自主勉強で毎日プラス3~4時間ほどかかっています。しかし、デメリットとはいったものの、研究に時間を費やすのは、自分にとってはさほど大きなマイナスではありません。


専攻は入学時から決まっていて今も変わっておらず、ほぼ全ての授業に自分なりの受ける意味ややる気があるので、時間を割いてもそれほど苦ではないというか、勉強が楽しいというのが本当のところです。


友達と遊ぶ時間はほぼなくなり、金曜の夜も土日も図書館や自室でお勉強となってしまうので理系大学生だなぁと感じることもありますが、もし専攻を決めきれていない状態で、もしくは自分に関係のない分野で研究を始めていたら、時間も楽しさもないボロボロの状態だったと思います。


学期中に研究をするのは厳しそうだなと思う人もいるかもしれませんが、研究は冬休みや夏休みでも行われてる場合があります。


自分もこの夏、10週間の研究プログラムへの申請を考えており、その場合は$5000ほどの助成金が出ます。毎日研究に専念できるので、一般的に進歩をなかなか感じられないと言われる中でもやりがいや成長を実感しやすいかもしれません。


やはり一番は、やりがいや楽しさです。友だちと遊んだりお酒を飲んだりするのも楽しいですが、自分の好きな分野で活動することで感じる楽しさや嬉しさはそれとは異質のものだと思います。4年しかない大学の一つの過ごし方として選択肢に残してみてはどうでしょうか。


2019/03/18 yuki.B

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