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海外大学という選択肢を広めたい!シェアブロード2019年度メンバー募集!

シェアブロード設立から約2年が経ちました。いつも記事を楽しみに待ってくれている読者の皆さん、ありがとうございます。 インスタグラムを開始したり、記事数が100を超えたりと、シェアブロードも皆さんのように、少しずつ成長しています。 そして、さらなる成長を目指し、シェアブロードは今年度も新メンバーを募集します。 シェアブロードがやりたいこと(活動理念)私たちは、ランキングではなく自分に合っているかどうかで学校を選ぶなど、人生において本当にやりたいことを追求する重要性を伝えていきます。特に海外大学への進学を検討している高校生に目を向け、彼ら・彼女らが未来のためにベストな選択をできるよう、継続的に支援していきます。具体的な受験プロセスの解説など、高校生の手助けといっても色々ありますが、私たちは一人ひとりの経験や考えをシェアすることを活動の中心としています。具体的には記事の執筆とイベントの運営を通し、自分が自分らしくあることの大切さを広めていきます。応募条件海外大学の受験経験がある方(最終的に日本の大学へ進学している方も含みます)高校を卒業し、進学先が確定している方(ギャップターム生・大学生も含みます)定期的に記事を書ける方(頻度については、予定に合わせて都度対応します)上記の活動理念に賛同している方30分〜1時間ほどのインタビューに対応できる方(直接会うのが難しい場合はビデオ通話でも可能です)上記の全てを満たしている場合のみ、応募可能となります。 活動内容の例受験期や留学中の経験をもとに、海外進学を視野に入れている高校生に向けた記事を定期的に執筆する(初回記事の執筆やアイデア出しは、現メンバーが手伝います)イベントが開催される際には、その運営・手伝いを行うインスタグラムに投稿する写真を撮影、説明文の執筆を行う幹部メンバーとして、シェアブロードの活動運営を行う(任意) 応募から選考までの流れGoogleフォーム [https://forms.gle/4Dasz1VVuFzUBJsf6] を4/30(火)までに提出(幹部への応募も同フォームです)現メンバーとの面談お試し記事の執筆選考結果の通知 情報が少ない海外進学において、失敗談や苦労した経験は、価値のある情報になります。自分にしかない経験をたくさん持っている、みなさまからのご応募お待ちしてます。 2018/04/17 シェアブロード現メンバー一同

「合わないな」の思いで新しい大学へ:編入を通して得た教訓

前回に続き、編入した際の経験について話します。今回は、編入を決めてからのプロセスや、新しい大学での生活を中心に書いていきます。また、一連の経験を通して得た教訓についても振り返りたいと思います。目次・新しい学校を選んだ理由・編入の手続き・今回の教訓新しい学校を選んだ理由私が、ノースカロライナ州立大学ウィルミントン校のウェブサイトを調べて、「あっ、ここだ。絶対ここだ。ここに行きたい」と思った理由は大きく3つ。実際に編入してみて感じたことと一緒に紹介します。1. 環境ノースカロライナ州はアメリカ南部の東海岸に位置しており、その中でもウィルミントンは一番近くのビーチまで車で15分という海の近くにある街でした。そのため、雪はとても珍し く、比較的暖かい気候というのが特徴でした。大学のホームページ、YouTubeの動画、画像を検索してみると、なんとも大学内が明るそう! そして南部の人は比較的フレンドリーというイメージもあったため、すぐに「大学の校内見学に行ってみたいな!」と思いました。大学内も「海」をイメージしているような部分も多く、私の名前が「まりん(marine的な)」と いうこともありすぐに親近感を感じ始めました(笑)。海洋学もどうやら活動的なようで、もともと海や海の生物に関することを勉強してみたかった私にとっては好都合だなと思える環境でした。2. アカデミック私の新しい大学は以前いた大学より生徒数も規模も3、4倍大きく、学べるものの幅も増えるというのはとても魅力的でした。私の専攻のコミュニケーション学のデパートメントもしっかりしていた上、私がそのほかに興味を持っていた「海洋学」「コンピューターサイエンス」のデパートメントも大きくしっかりしたプログラムがありました。コミュニケーション学の中でも、取れる授業が豊富で、私のやりたいことが全て詰まっているプログラムを見つけられたのです。転向してきてから1年近く経とうとしていますが、「ずっとここで勉強したい」と思わさせてくれる大学です。こっちにきてからは、ストレスが溜まったとしてもすぐに解消することができ、一度も去年のような鬱のような状態にはなっていません。むしろ、楽天家な私に戻ることができました。日本人の数は圧倒的に少ないですが、それ以上にアメリカ人の子達が優しく接してくれるので、毎日をとても良い気分で過ごすことができています。学業の面では、調べていた通り「コミュニケーション学」の授業の数も豊富で「あれも、これもやってみたい!」とむしろ困っています(笑)。さらに、理科の必須で「海洋学とその実 験」の授業を現在とっており、苦労をしながらも楽しく学べています。海洋学の実験では海が近いので漁船のような船に乗って海水の調査をしたり、ビーチに2回程行ったり、大学の所有する海の生物の研究・養殖場所に校外学習として行ったりしました。また、ずっと興味のあった 「コンピューターサイエンス」の授業もとっており、毎日壁にぶつかりながらも手応えのあるものを学ぶことができています。副専攻の種類も充実しているため、私は現在、コミュニケーション学専攻デジタルアーツ副専攻とジャーナリズム副専攻をしています。私の可能性を広げてくれているこの大学には毎日感謝しています。3. 課外活動課外活動としては、まだ私は活動的な方ではないのですが、テレビオーガニゼーションの部活のスポーツニュースチームとサイエンスチームに所属しています。スポーツニュースでは、大学のスポーツチームの試合を実際にカメラに納めに行き、それを編集し、ニュースとして YouTubeなどのメディアに流しています。実際のニュースのようにブロードキャスターもいるので、そのような経験もすることができます。私自身、スポーツ観戦が好きなのでとても良い経験になっています。ノースカロライナ州にある大学はバスケが強いところが多いので、バスケは特に盛り上がります。また、私の大学にはないのですがフットボールのシーズンも盛り上がります。また、アルバイトとして大学の「ラーニングセンター」というところで日本語のチューターをしています。さらに、ホストファミリーが住むところから2時間しか大学が離れていないため、時間に余裕のある週末に遊びに行くことも可能になりました。ノースカロライナに住む友達ともちょくちょく会うことができ、とても便利になりました。編入の手続きこれらの理由で新しい大学に魅力を感じ、ウェブサイトを見終えるとすぐさまアプライ項目を確認し、必要な書類を集め始めました。主に私が必要だったものは大学の成績表、高校の成績表、ショートエッセイのみでした。IBリーグや私立大学はまた違うのかもしれませんが、そのほか推薦書などの書類も全く必要なかったです。TOEFLに関しては、すでにアメリカの大学で1年間勉強していたこともあり、免除されました。しかし、書類を集めている間に問題発生!なんと、編入を決めたことが3月の終わり頃と遅かったこともあり、締め切り日まであと1週間ほどしか残っていなかったのです。その中で、日本の高校と高校の時に1年間お世話になったアメリカの公立高校からの公式の成績表を集めなければいけませんでした。急いで、お母さんに連絡すると、お母さんは忙しいながらもこのプロセスを手伝ってくれました。この時、お母さんから呆れられたことをよく覚えています(笑)。私の通っていた日本の高校の事務の方や校長先生がとても協力的だったこともあり、なんとか私はウィルミントン校に日本の高校の英語版の成績表を送ることができました。アメリカの高校の方は同じ州だったということもあり、高校のウェブサイトからすぐに成績表の申請をすることができ、それも無事にウィルミントン校に届きました(汗)。提出の1週間後、大学から「Congratulations!」という手紙とEメールが送られてきました。 私はスタディルームにいたのですが、その報告をもらった瞬間すぐに飛び出していき、友達や両親などに知らせました。天にも登る気持ちで、嬉しすぎて、その1日中は全く勉強できなかったのと嬉し涙が止まらなかったです(笑)。ホストファミリーもとても喜んでくれ、私はすぐさまコンピューターの背景をUNCW(University of North Carolina Wilmington/ノースカロライナ州立大学ウィルミントン校)のロゴに変えました。馬術部のコーチにもすぐさま知らせて、チームメイトにもお別れを告げ始めました。もともと最低2年間はチームに 所属するという条件があったため、「悪いな」という気持ちと新しい大学にワクワクしすぎる気持ちが入り混じった感情でした。でも、みんな「おめでとう!」と言ってくれ、とても嬉しかったです。合格が決まるとすぐに、大学の校内見学のツアーの申し込みをしました。新しいF-1ビザを発行してもらうために、残高証明書やパスポートなどの個人情報の申請もしました。4月末の金、土、日を使い、ノースカロライナに飛び、ホストファーザーに大学に連れて行ってもらいました。校内がなんとも綺麗で活気に溢れていて、「私、ここで勉強できるのか〜」とますますワクワクしました。今回の教訓私が今回の出来事を通して感じたことは、「お金で大学を絞っちゃいけないな」ということ、「大学の環境を入る前にみてみる」ということでした。現在通う大学は、ジェネシオより学費などが100万円近く高いのにも関わらず、奨学金はもらっていません。そのため、親に相談するときはとてもドキドキしました。「高すぎる。だめ。」と言われるかなと思っていたからです。しかし、親の理解とサポートにより、ウィルミントンの大学に行けることになりました。私がここで何を言いたいのかというと、自分が本当に行きたいと思う大学を見つけ出すためにはお金で大学を諦めたり、絞ったりするのはあまりよくないのではないかなということでした。親がもし、「いいよ」と言ってくれるのならば、その言葉に甘えることも大事なのではないかなと思いました。また、「違うな」と思ったら、転校するのは一つの立派な手段なのではないかなと思います。私は、 転校するとしたら、大学3年生でかなとはじめは思っていました。しかし、ホストファーザーに相談したとき、「転校するなら絶対に早い方がいいよ。友達も大学の教え方も変わるわけだし。ましてや、州が違うから全ての単位を移行させるのも難しくなるかもよ。」 と言われ、私は大学1年生が終わるタイミングで転校することを決めました。私自身、「自分の気持ちに従ってすぐ行動してしまう」タイプだったこともあり、すぐに転校を決めました。もっと早く、大学を「お金」ではなく「環境」で選べばよかったなと思います。以上が私の編入に関する思い出です。他の人の参考に少しでもなれたらいいなと思ってます!皆さんも、大学を選ぶ際にはぜひ「自分にあう」場所を見つけてください。そして失敗してしまっても、編入という選択肢があるということを覚えておいてください。2019/04/06 marin

「合わないな」の思いでニューヨーク州立大学から編入:最初の学校が合わなかった理由

一年生の終わりに、ニューヨーク州立大学ジェネシオ校からノースカロライナ州立大学ウィルミントン校に編入したmarinです。今回は、私の編入という経験から得た学びを、二つの記事に分けて話します。目次・最初の学校を選んだ理由・大学でのホームシック・編入を決めたきっかけ最初の学校を選んだ理由まず、私は一般財団法人海外留学推進協会という機構を通して ニューヨーク州立大学ジェネシオ校のみにアプライしました。この機構はいくつかの海外大学と協定を結んでおり、その枠の中の大学にアプライして合格すると幾らかの奨学金がもらえる という物でした。アメリカの大学はもともとの授業料・生活費が合わせて1年間で約300万〜800万円とかなり高いため、私は少しでも奨学金をもらいたいと思っていました。そのため、 そこと協定している大学の中から「私が一番行きたい!」また、「一番自分に合うだろう。」 という理由で一番最初の大学を選びました。私が、その大学が自分に合うだろうなと思っていた理由は大きく2つありました。まずは、馬術部があったことです。私は3才ぐらいの時初めて大きな馬に引き馬で乗り、その頃から馬がずっと好きで、馬術を本格的に習ってみたいと思っていました。ですが、東京にはあまり馬に乗れる場所はない上、見つけてもとても高く通うことができませんでした。そのこともあり、「アメリカの大学に行けば、ずっと夢だった馬術を習うことができるかもしれない!」という思いがありました。幸いにも、ジェネシオには本格的な馬術チームがあり、私はすぐにこの大学に興味を持ったのです。2つ目の理由は、コミュニケーション専攻が大学にあったからです。もともと、アメリカの大学に行くために親を説得する理由として、「国連職員になりたい!」と言い続けていました。しかし、後から色々調べたり、考えたりし、「私は本当に国連職員になりたいの?国際関係を学びたいの?」と思い直しました。後から考えて、私が気づいたのは国連職員というのはただの説得理由であり、私が本当にやりたいことは「メディア関係やエンターテイメント系だ!」ということでした。そのため、私は大学に入る前から「コミュニケーションを自分の専攻にする!」と決めていました。結果、私は奨学金がもらえたこと、馬術部が存在したこと、コミュニケーション学を専攻できることを理由にニューヨーク州立大学ジェネシオ校を選ぶことになりました。 大学でのホームシック一言でいうとすれば、大学が「合わなかった」 のです。皆さんもお分かりかもしれませんが、あくまで私の個人的な意見や視点なので、大学に非があったわけではありません。私が「この大学は合わないな。」と思い始めたのは、1年生の冬休みが終わり、二学期に突入した時期でした。カナダ近くのアメリカの北の方に学校が位置していたこともあり、雪が降り続く毎日を過ごしていました。冬休みに日本に帰国したということもあり、日本にいる家族や友達を思いホームシックになっていました。「まあ、すぐホームシックなんて感じなくなるだろう〜」なんて軽い気持ちでいたんです。ですが、ホームシックが治ることはなく、むしろひどくなっていきました。アメリカの大学に戻ってきてから、毎日涙を止めることができませんでした。同じ大学にいた日本人の子達に、私は毎日、「日本に帰りたい…なんで私はこんな苦しい思いをしながら、毎日こんなとこで勉強しなきゃ行けないの…」と言っていました。私は楽天家でどちらかというといつもポジティブな考えを持っているタイプだったのですが、ネガティブなことしか言葉にできなくなっていました。当時は寮に住んでいたのですが、ルームメイトが代わったということに対しても、すごくイライラしてしまっていました。「一人のスペースが欲しい。一人になれる場所が欲しい。ゆっくり誰もいないとこで泣きたい。」なんて考えていたと思います。多分、軽い「うつ病」になっていたのではないでしょうか。私も「どうしちゃったんだろう自分?こんなにひどく暗い気持ちになったことないのに…」と毎日思うようになっていました。暗い気持ちやホームシックは良くなるどころか、毎日どんどんひどくなっていきました。日に日にネガティブな考えが深まって行きました。約2〜3ヶ月の間、ご飯もほぼ喉に通らない上、大学の勉強も全くと言っていいほど手についていませんでした。授業中も泣きそうになってしまい、涙を堪えるので必死でした。たまに「だめだ...」と思った時は、急いでトイレに行き、またもや泣いてしまっていました。効果はほぼなかったのですが、大学のカウンセラーのところにも何回か通いました。お母さん やお父さん、日本人のお友達、また高校の時アメリカに留学していた頃にお世話になっていた ホストファミリーに電話やテキストで毎日相談していました。私は一学期間大学を休もうか、 またアメリカの大学を辞めて日本の大学を受け直そうかと本気で悩んでいました。 お母さんから、「あんまりなら、(日本に)帰ってくる?」「ママは少し遠回りしても良いと思う。」と言われた時、涙が止まらなかったです。なぜ、この大学にきたのかということが全く思い出せず、全てを見失っていました。でも、お母さんに「でも、もしここで日本に帰ってきたら、あなたはどうするの?もう多分、アメリカにはあなた戻らないと思うよ。今から、日本の大学受験の勉強をやり直すのは大変だよ。」と言われた時に、言葉がありませんでした。私も心の中ではっきりと、「もしここで日本に帰ってしまったら、絶対あとで後悔する。そして、二度とアメリカには戻ってこないだろう。そして、私の1つの夢も終わるな。」と、分かっていたからです。大学を変えたくなった理由私がジェネシオが「違うな」と思った理由は、先ほど述べた精神的なものの他にもいくつかありました。1つは、「コミュニケーション学部のあり方」でした。私は、この大学に入る前、コミュニケーション学部の子もたくさんいるものだと思っていました。しかし、この大学はコミュニケーション学を学ぶ学生が少ないようで、なかなか私と似たような目的を持つ子を見つけることができませんでした。「テレビの部活もある」と大学のホームページには載っていたのですが、実際は廃部寸前のクラブ人数が二人しかいないようなもので、とても私はショックを受けてしまいました。この時私は、「何か違うな」と思いました。そうなってくると、私がこの大学にいる理由は 「馬術部のみ」でした。私は、運よくも、馬術をやったこともないのにも関わらず、try outと いうチームに入るための厳選テストに合格させてもらい、初心者枠で大学の馬術チームにいれ もらうことができました。チームとは大学のために戦うということで、コーチ料は取られない代わりに、「最低、週2の レッスンと週2のhackと呼ばれる自主練、そして、週1の馬小屋掃除の係」が条件でした。私 は合格するとすぐに、喜んでこの条件を飲んで馬術チームに入りました。チームに入れたおかげで、遠征先のホテルは無料で泊まれる上、遠征先で毎回訪れるレストランでただ飯を食べる ことができました(笑)。馬に乗っている間はすごく幸せでした。レッスンが厳しい時もあったり、なかなか思い通りに馬をコントロールできずに悩んだこともあったりしましたが最高の時間でした。ただ、コーチが所有する約200頭近くの馬の中からレッスンや自主練の前に振り分けられた馬を、自分で大きな荒野から探し出して連れてこなきゃいけないのが一番の試練でした。大きな動物なので、「向かって走ってこられたり、走って来たりしたら逃げなさい。」というようなことをコーチから言われていたのでドキドキしながらいつも放牧された馬の間を通っていたことを覚えています。1時間近く歩いても、特定の馬を見つけることができずに焦ったことも何回もありました。ですが、私は大学生活でこの経験は宝物となりました。しかし、私がアメリカの大学に来た一番の目的は「馬術部」ではないと分かっていたので、気候が私の精神的状態に関わっていたということもある上、コミュニケーション学部で学べることが限られてしまうなら、「転校すべき」という結論に至りました。編入を決めたきっかけホームシックに苦しみながらも約2ヶ月がなんとか過ぎていき、3月の春休みに、高校の時に特にお世話になったホストファミリーが住むノースカロライナ州へと遊びに行きました。久々にホストファミリーと彼らの犬ちゃんたちに会えるということで、すごくワクワクしていました。空港に着くと、すぐさまホストファーザーがハグをしてくれて心が落ち着いたのを覚えています。 私にとってはノースカロライナは日本と同じくらい大切な場所で落ち着く場所でもありました。なぜなら、「アメリカの家族」がいたからです。彼らは、私の本当の家族のような人々でした。彼らはすでに私に何が起きていたのか知っていたので、とても心配そうにしていました。私は、ここ2ヶ月間でどう過ごしていたか全てを改めて話しました。するとホストファーザーが、「ノースカロライナに移って来てよ!良い大学たくさんあるよ!」と言ってくれました。それをきっかけに私は、2018年(去年)の3月ごろから本気で 「新しい大学」つまり、転校できる大学探しをはじめました。“Campbell University in Buies Creek, NC State in Raleigh, UNC in Chapel Hill, Duke in Durham, East Carolina in Greenville, etc... and “とノースカロライナにある大学のリストまで送ってくれました。そして、「あっ、ビーチの近くにある大学で、ノースカロライナ州立大学ウィルミントン校っていうところがあるよ。そこなんか、ぴったりじゃない?馬術部があるかはわからないど、綺麗な学校だし、調べて見たらいいんじゃない?」このホストファーザーの一言が、私の現在通うノースカロライナ州立大学ウィルミントン校と出会うきっかけになりました。私はこの大学のウェブサイトを開いた瞬間に興味津々になって、片っ端(大げさかも笑)から色々なページを見て、 すぐに、「あっ、ここだ。絶対ここだ。ここに行きたい」と思うようになりました。次回は、実際に新しい大学の何が好きだったのか、そして今回の経験から私が学んだ教訓についてお話しします。2019/04/06 marin

有機化学の研究ラボに、学期中参加してみて。

こんにちは、Stevens Institute of Technologyに通っているyukiです。二年生も後半期に入り、多くの生徒がインターンやボランティア、そして研究に参加するようになりました。そこで今回は自分が去年の11月から入った有機化学の研究ラボについて書きたいと思います。メリットとデメリットまずメリットについてですが、研究所は授業とは違い大学に貢献するべき場所です。助成金や給料が出たり、ジャーナルなどに載って表彰されたりと、課外活動というよりは職業に近い位置取りをしています。学部生は授業の合間での参加となるのでスピードや貢献度は劣ってしまいますが、そこで得られる経験は研究室に就職するのと同等のものと捉えても過言ではありません。就職や大学院への入学、レベルが高めの研究はある程度の経験が必要な場合もあるので、早く始められると早いだけプラスになります。一方で、やはり時間が取られるというデメリットもあります。まず、研究所に入ること自体、一定の成績や経験が必要になります。しかし2年生にもなると授業も専門性を増し、自分の場合は大体1年生の2倍ほどに勉強量が増えている状態になっています。成果を出してラボに貢献する必要もあるため、研究を疎かにしてしまってはラボのお荷物にしかなりません。この成績の維持と成果を出せるほどの研究への献身を両立させるのは、やる気がないと厳しいです。実際ラボに参加してみて、研究にかかる時間は自分の予想以上に多かったと感じます。ラボに参加した経緯と研究内容では、メリットとデメリットを踏まえた上で、具体的な経緯と研究内容について紹介します。自分はもともと有機化学が好き/得意だったのですが、3年生になるまで授業を取れないということが判明。どうしても大学では早くから有機化学に触れていたかったので、担当の教授にコンタクトを取り、入れてもらおうと決意しました。もちろん、有機化学の授業を受けてないのに有機化学のラボに参加するというのはおかしな話でもあるのですが、これまでの成績と、高校時代に有機化学を毎日勉強してずっと本を読んでいたという話をしたらOKを出してもらうことができました。今は週3日、月曜日と水曜日の午後2時から7時、火曜日の午後5時から7時までに限って参加しています。ラボは院生がメインで毎日活動しており、抗がん剤新薬の開発を行っています。研究所で新薬を作り、サンプルができるとマンハッタンの研究所に持っていき、がん細胞にどう働くか検査を行っています。家が一軒建つような値段の機械も置いてあります。また、2週間に1度1〜2時間程度のミーティングで経緯報告や知識の共有を行います。周りはほぼ全員院生なので知識がかなり深く、踏み込んだ質問や突飛な発想を投げても、納得できるまで返答してくれたり共に考えてくれたりするのは、大学の他の場所では得られない環境だなと思います。特にミーティングでは毎回新たな知識を得ることができるので、自分にとっては有意義でとても楽しい場所です。タイムスケジュールについて話すと、授業が週5日一日平均4.5時間で、宿題と自主勉強で毎日プラス3~4時間ほどかかっています。しかし、デメリットとはいったものの、研究に時間を費やすのは、自分にとってはさほど大きなマイナスではありません。専攻は入学時から決まっていて今も変わっておらず、ほぼ全ての授業に自分なりの受ける意味ややる気があるので、時間を割いてもそれほど苦ではないというか、勉強が楽しいというのが本当のところです。友達と遊ぶ時間はほぼなくなり、金曜の夜も土日も図書館や自室でお勉強となってしまうので理系大学生だなぁと感じることもありますが、もし専攻を決めきれていない状態で、もしくは自分に関係のない分野で研究を始めていたら、時間も楽しさもないボロボロの状態だったと思います。学期中に研究をするのは厳しそうだなと思う人もいるかもしれませんが、研究は冬休みや夏休みでも行われてる場合があります。自分もこの夏、10週間の研究プログラムへの申請を考えており、その場合は$5000ほどの助成金が出ます。毎日研究に専念できるので、一般的に進歩をなかなか感じられないと言われる中でもやりがいや成長を実感しやすいかもしれません。やはり一番は、やりがいや楽しさです。友だちと遊んだりお酒を飲んだりするのも楽しいですが、自分の好きな分野で活動することで感じる楽しさや嬉しさはそれとは異質のものだと思います。4年しかない大学の一つの過ごし方として選択肢に残してみてはどうでしょうか。2019/03/18 yuki.B

やりたいことが分からないって辛いよね、でも無駄じゃない。

自分が人生をかけてやりたいこと。自分が好きなもの。それらが見つからず、進路や志望校をどう決めたらいいのか悩んでいる人に向けて書きます。というか、私がつい最近までそうでした。大学受験期は、専攻したい分野が決まっているどころか、世界にどう影響を与えたいかまでも明確に語れる友人に囲まれ。やっと自分の進路が決まり、迷って迷って進学する大学まで決まり、ついに悩みから解放されるかと思いきや、大学受験なんて始まりにもすぎないと思い知りました。というわけで、そんな風に悩み、最終的にどうすればいいのかの方針をなんとか見つけた、私の大学二年目について話したいと思います。目次・二年生の前期: 夢がわからなくなる・冬休み: 業界研究よりやりたいこと・二年生の後期:「夢を見つけること」を目標に・二年目を振り返って思うこと二年生の前期前期には、専攻(自分の学部)を確定させる書類を提出。候補だった哲学とコミュニケーションの授業をとってみたら面白かったので、それらをそのまま専攻にしました。しかし、そうやって専攻を決めながらも、心にずっと、「幸せになるために、私はこれから何をすればいいんだろう」という疑問を抱えていました。高校生の終わりから、広告業界・コピーライターを目指していて、それで私のゴールは見つかったと思っていました。でも、ボストンキャリアフォーラム(海外留学経験者を対象にした就職活動ができるイベント)を覗いて、それを疑い始めました。自分が行きたいと思っていた広告会社のブースに大行列ができているのをみて、この中から選ばれるにはどうしたらいいんだろうと、ふと思いました。そして、あれ、企業に選ばれる大学生に私はなりたかったんだっけ?と自分に問いかけました。そもそもコピーライターになりたいというのがゴールになっている時点で、良いコピーライターにはなれないよな。キャッチコピーを使って「何か」を成し遂げるのが、良いコピーライターだよな。自分の夢や目標さえ決まっていれば、どこの企業に受かっても、落ちても、道を少し修正するだけでいいし、就活ってそうであるべきだよな。目の前にある「楽しそうなこと」をして課外活動をすることもできるけど、最近キャンパスの出来事にも自分の未来にも心が動かない。このまま淡々と目の前の宿題をこなして卒業を迎えるんだろうか。幸せになることが人生のゴールというのは見つけたけれど、大学卒業からそこまでの道が全く見えない。結婚して小さな幸せを大切に生きることが私の幸せかもしれないのに、どこに行けばいいんだろう。ただ世界を変えても、私は幸せになれない気がする。アメリカの大学に来て、優等生のレールから外れて自分の道を切り開いたように思っていたけれど、結局英語をマスターして市場価値をあげて社会に喜ばれる選択肢を選んだだけで、自分の道なんて見つけられていないんだな。大学の先の目的地がわからないから、大学にいる間に何をどう頑張ればいいのかもわからないという状況でした。そうして目の前の宿題にやる気を見出せないまま、とにかく締め切りには間に合わせるというのを繰り返しているうちに、前学期が終わりました。冬休みいつも通り、高校時代の友達や海外大学進学仲間と会う予定を立てながら、のんびりする長期休暇。ギャップターム中にインターン生としてお世話になった会社先の社員さんや、夏に参加したオンラインサロンで出会った先輩コピーライターさんたちとご飯に行く機会があったので、私にどんな仕事が向いているか聞いてみました。一番行きたいと目をつけている広告会社のコピーライターさんにOB訪問をして、会社の雰囲気や仕事内容を教えてもらったりもしました。大企業はどんな部署に行くかわからないからリスキー、小規模の会社だと仕事が限られてくるかもしれない。もらったアドバイスを参考に考えながら、これじゃダメだと思いました。ググれば出てくるようなメリットとデメリットを比べているようでは、だめなんです。アメリカの大学を受験するか迷っている時もそうでした。アメリカの大学と日本の大学を比べて、メリットが少しでも大きい方を選ぶなんて方法では、後で絶対挫折する。なんとなくメリットとデメリットは把握した状態というのは前提として、あとはもうそんな計算を放り出してでも選びたいという熱を選択肢に感じないのであれば、それは調べが足りない。この感覚は、アメリカの大学に進学することを決めた時に就職や英語力の心配など全て忘れて「もう私はアメリカの大学に行きたいと思ってしまっている。行かなければ後悔する。」と実感した経験と、「迷うときは情報が足りないとき。」というアドバイザーの言葉からきているんだと思います。もちろんダメというのは、一般論としてではなく、独自の感覚的ルールとしての意味です。笑というのも、消去法で何かを選ぶと、知らなかった選択肢に後から気がついて、そっちを選べば良かったと後悔するかもしれない。でも、過去の自分が絶対にこれだという確信を持って「選んだ」選択肢であれば、後悔することがないからです。というわけで、尊敬する人たちのアドバイスのおかげでなんとなく企業の目星はつけつつも、業界や会社の形態の知識不足よりも、根本的な所に問題があるのかなと気付き始めました。そして、そんなこんなで冬休みを終え、アメリカに帰ってきました。二年生の後期キャンパスに帰ってきて数週間のうちに、一つ大きな転機があって、それによって真っ暗だった霧のなかに、一筋の光がさしました。それは、「人生のゴールを見つけること」を大学在学中のゴールにすれば良いんだと気が付いたこと。ん?当たり前じゃない??と思う人もいるかも知れませんが、大学にいる間に足を進めるべき方向、全力になるべきことが見つかったので、それが真っ暗な霧の中の光になったんです。まだ霧の中から抜けたわけではないけれど、どちらに進めばその霧から抜け出せるのかが見つかったから、不安がなくなりました。そこから、空いた時間は自己分析の質問に答えることと、本を読むこと、noteというブログを書くことのどれかをするようになりました。今までは、空いた時間にキャッチコピーの本を読んでも、読んだところでコピーライターになれるわけではない。かといって代わりに何をすればいいかわからない、と不安でした。しかしこの学期は、「人生のゴールを見つけるという目標に向かって進んでいる」という実感を持ちながら、満足した空き時間の過ごし方ができるようになりました。まだ、これ!という物を見つけたわけではありませんが、毎日1000字程度の記事を更新し続けていることから、やはり書くのが好きなんだなという実感、そして、自己分析する中で少しずつ知らなかった自分の一面を見つけています。夏休みは、読書やnote更新、自己分析も続けつつ、ツイッターでずっと素敵だなと思っていた方の会社でインターンをさせてもらえることになったので、憧れていた広告業界がどんなものなのかを学ぼうと思っています。まとめると、目標にする夢がまだないので、夢を見つけることを目標にした自分が何をしたいのか、今までの経験や好みを分析しているインターンをしたり、人に話を聞いたり、本を読んだりして、新しい経験を積んで(分析材料を増やして)いるといったところでしょうか。闇雲に進まず、かと言って考えすぎて足を止めることもしない、というのが大切な気がします。二年目を振り返って思うことやりたいことがわからないって、結構苦しいものランキングで上位なんじゃないかと今となっては思います。夢のために進んでいる人は、どんな困難にも意味を見出せます。もちろんその道のりが楽とは言わないけれど。でも、やりたいことがわからないって、全ての行動に価値が見出せないし、もう暗闇の中でどちらに進めばいいかわからない不安って、尋常じゃないんですよ。だから、「みんなはもう夢に向かって頑張っているのに自分はまだ進めていない」なんて焦らなくてもいいんです。なぜならあなたは、夢に向かって頑張っているみんなよりも、本当は辛いかもしれないんだから。もちろん夢に近づいている人大会をしたら負けるかもしれないけれど、そんな大会はないから大丈夫です。あるのは、夢を見つけて、全ての行動に意味を見出しながら幸せに前に進む未来のみ。そしてその未来に辿り着くために、あなたの今の苦しみは必要なんです。きっと将来について悩むあなたを見て「そんなの若い時だけだよ、なるようになるから大丈夫。」「そんなに苦しいなら、考えるの辞めたら良いじゃん。」とアドバイスしてくれる人もいるでしょう。それも、間違っていません。潰れてしまうくらいなら、考えるのを辞めた方が良いです。考えなくても、楽しく生きていけます。実際に私は高校時代、海外大学進学を決めたことが遅かったこと、それによって課外活動や自分の興味を探した経験が周りよりも少なかったことを理由に、夢探しを途中でやめました。確かに、大学で授業を受けて初めて興味のある分野が見つかることもあるし、そうやってある程度目安をつけてから夢を探した方が、効率は良いかもしれない。でも、そんな現実的な理由よりも、暗闇から逃げたいという思いの方が強かったと思います。例えるならば、一時セーブをして、ゲームの電源を切りました。だから、就職という締め切りが迫った今、何とか自分を押さえつけて同じゲームに試行錯誤しています。そして、実は今回だって、ゲームの電源を切れるんですよね。適当に給料が高い職を選んで就活を終わらせてしまえばいいんだから。でも、一度夢に向かって突き進む人生に憧れてしまった人には、夢探しを後回しにし続けるか、覚悟を決めて考え抜いて答えを見つけるかしか選択肢がないということがわかったので、今少し踏ん張り、頑張っています。もちろん一度答えを見つければ終わりというものでもありませんが、私はここで皆さんに、「諦めずに、問題と向き合い続けろ」とアドバイスしたいと思います。限界がきたら一度休憩できるように、電源ボタンに手をかけつつでもいいので、皆さんも少し霧の中で粘ってみてください。2019/04/28 amu

小規模大学の方が断然いい!に待ったをかけるためのQ&A

こんにちは!カリフォルニア大学サンタバーバラ校からお届けします。えりかです!この間とある団体で、高校生たちと大学選びワークショップをしたのですが、大半の人が、「小規模(リベラルアーツ大学)に自分は向いている」という結論になっていました。確かに、リベラルアーツ大学で魅力的だとよく言われている「少人数授業」や「親身なサポート」や「みんなと知り合いになれる」などは、とっても魅力的です。私もぶっちゃけそういう大学がいい。でも、本当にこれらは大規模大学(総合大学)にはみられないのでしょうか??そんなことないよ!と私が思う、よくある大学のイメージをQ&A形式で紹介したいと思います。(※以下は、私の大学での話であり、偏見ももちろん混ざっているので、あくまで一例として捉えていただきたいです。)Q:少人数授業はリベラルアーツ大学だけ?A:いいえ!確かに特に1、2年生のうちはレクチャーは300人、500人規模の授業があったりします。でも、そういう授業には20人くらいのディスカッションできるクラスが週1でついています。レクチャーを受けた後、少人数に分かれてディスカッションをするということです。ということは、300人のレクチャーも20人 × 15クラスの集まりでしかないということ。レクチャー中、大規模の人数でもディスカッションが行われることもあります。それは生徒と教授間であったり、生徒間だけであったりします。ディスカッションをするためには情報を入れる必要があるため、どんなに少人数のクラスでもレクチャーっぽい時間はあるはずです。(と思っている)だからそれを、ディスカッションするメンバーで聞くのか、みんな一斉に聞くのかの違いなのではないかと大まかに私は捉えています。もちろんリベラルアーツで学んだことないので保証はできませんが、、、ちなみに、私の演劇のクラスは11人で受けていました。しかも、3、4年生になると、10〜60人の授業が当たり前になり、思ったほど大規模大学でも授業は困らなそうです!でも常に10〜20人くらいがいいなって人はリベラルアーツ大学がオススメかもしれませんね!Q:教授と仲良くなれるのはリベラルアーツだけ?A:いいえ!!確かに、名前を覚えてもらいやすいのはリベラルアーツかもしれませんが、総合大学もしっかり教授に会いに行けば、全然仲良くなれちゃいます!オフィスアワーに行かなければ顔を覚えてもらえないのは確かに面倒くさいですが、可能ではあるということ。実際、私は演劇の教授に家に誘われ、晩御飯をご馳走になったことがあったり、コミュニケーション学の教授に、道中で声かけてもらったり、推薦状書くからいつでも言ってね!と言われたりすることがあります。むしろ、先生方はテスト期間以外のオフィスアワーは暇をしていることが多いため、自分から動けば、全く問題がありません!Q:総合大学って、サポート手厚くなかったりする??A:いいえ!あくまで私の経験ですが、いつもサポートが沢山あるなといつも感じます。ライティングが苦手だったら、ライティングセンターがあり、しかも英語が第二言語の人専用のチューターもいます。理数系について行けなかったら、塾的なものがあり、その授業を一緒に受けている院生が優しく教えてくれます。留学生として何か相談したいことがあったら、カウンセラーの中に中国や日本人もいて、自分の言語で話せる、自分の経験を理解してもらえるような大人がいます。さらに、昨年度からInternational Student Advisory Board というのが設立され、常に生徒と留学生担当スタッフが話し合い、留学生の生活を改善するための努力をしています。授業をなにとればいいか迷ったら、アカデミックアドバイザーがいて、私のアドバイザーはしっかり私のことを覚えてくれて、しかも毎回、「君の成果が見たいから次また絶対きてね!」と助けを求めるのが恥ずかしくない環境にしてくれます。ルームメイトに困ったら、ハウジングのおばちゃん、今では私の第二のママレベルまで仲良くなりました。前に話したルームメイト問題を解決してくれ、そのあとも面倒を見てくれ、夏休み中に持って帰れない荷物を預かってもらったり、誕生日にケーキをくれたり。本当に素敵なスタッフばかりで心配はなにもいらないです。Q:リベラルアーツの学びってリベラルアーツ大学にしかないの?A:いいえ!私の大学もリベラルアーツ思考です!入学時に専攻決まってなくても全然よし。理系から3クラス、文学から2クラス、みたいな感じで、いろんな科目に挑戦できるシステムになっています。Q:大規模な大学にちょっとあれ?と思ったことはなんですか?A:まず、低学年の時、自分のペーパーなどを見てくれるのが大学院生であるということ。教授から学んでいるのに、成績をつける人がその人でなかった時、少しあれ?と思いました。そして、授業でできた友達との関係を維持するのが難しいということ。せっかく授業中かディスカッションのクラスで知り合っても、その授業が終わってからまた出会う確率、そして出会っても相手が反応してくれる確率は結構低いです。また会う約束を必ずしないと浅い友情のまま。まあでも、友達ができないわけではないし、寮の友達はずっと会えるし、高学年になって専攻が決まれば決まるほど授業メンバーも同じになるはずなので、浅く広くより、狭く深く派の人はそんなに気にならないかなと思います。Q:大規模な大学でしめしめと思ったことは?A:選択肢が多いこと。授業、課外活動、友達、選べる範囲が大きいので自分にあった選択ができる!よく、「こんな授業とってるんだ〜」とか、「こんな課外活動やってみた〜」という話になると、リベラルアーツ大の友達から「いいな〜それうちにはないわ」「そんなに選べるんだ!」と結構言われます。大学によっても違うのでしょうけれど、選択肢が多いし、気になるからという理由だけでいろんなことを試せるのがいいところだと思っています!しかも例えば、理系から2クラスとれと言われているけれど、数学とか物理とか苦手すぎてどうしようという人は海洋学やコンピュータサイエンス、心理学で補えたり、歴史をとれと言われているけれど、歴史まじ無理。という私みたいな人は、昔の演劇のことを学ぶことでそれがカバーできたり。選択肢が多いからこそ、自分の興味に合わせてリベラルアーツをカスタマイズできます!また、著名な教授が多かったり、研究のお手伝いに入りやすかったりするのもメリットかなと思っています。という感じで、偏見ありまくりの私なりの見解を書いて見ました。長くなりすぎちゃ困るのでこの辺にしますが、要は、そこまで大規模大学を避けないで、ということを言いたかったです!では!2019/01/05 Erika.S

プラハで過ごした秋学期:短期留学先での学び

秋学期はチェコ共和国のプラハで過ごしました。2年生の1学期は留学するには早い時期で、皆さんは大体2年生の後半から3年生の前半に行くのが主流のようです。実際、プラハのプログラムに2年生は全体約20人中3人しかいませんでした。カールトンの留学プログラムはざっくりと2種類あります。一つはカールトンの教授による、カールトンの生徒のために企画されたもの。もう一つは、カールトン外の大学へ勉強しに行くものです。私が今回行ったのはカールトンのプログラムで、プラハで1学期間Cross-Cultural Psychopathology (比較文化精神医学)を主に学ぶという心理学のプログラムでした。カールトンに入る前からCross-Cultural Psychology (比較文化心理学)に興味があり、今回参加したものは2年に1度しかないプログラムのため、4年生としてよりも2年生として行きたいと思いました。またとても正直な話、ミネソタの田舎にあるカールトンに戻ることに若干抵抗があったという消極的な理由もありました。比較文化精神医学の授業で学んだことこのプログラムは、比較文化精神医学の他、中央ヨーロッパの歴史と、ヨーロッパの美術史またはチェコ語入門の授業のどちらかを選択するという構成でした。比較文化精神医学は引率のカールトンの教授が教鞭を取り、その他2つの授業は地元の教授でした。比較文化精神医学の授業では主に、文化によって精神病の症状の出方や、社会による捉え方がいかに違うかについて勉強しました。例えば、この授業で読んだEthan WattersのCrazy Like Usでは、スリランカでの津波後に被災者のPTSD(心的外傷後ストレス障害)を心配して欧米から多くの精神科医や心理学者がアフターケアをするために訪問したけれど、それがいかに「西洋的な考え方」による「余計な御世話」だったかを筆者が述べていました。欧米では、被災者はすぐにPTSDの心配をされるけれど、スリランカの人々はそもそもの文化の違いからものごとの価値観や捉え方が違うため、PTSDの症状は出なかった、とWattersは述べ、文化を超えた精神病の診断や扱い方の難しさについて批判的に述べていました。この様な事例についていくつか読み、授業ではディスカッションを通して知識を深めました。このプログラムの特徴的な比較文化精神医学の授業として、チェコの精神病棟への訪問授業も何度かありました。特に印象的だったのは、裁判の結果、性的倒錯の治療を勧められた性犯罪者が収容されている精神病棟へ行き、精神科医の方と過去に性犯罪を犯した患者らの話を聞いたことでした。アメリカでは性犯罪受刑者は厳重なキャンプや刑務所に収容され、登録などもされる中、チェコでは場合によって精神病棟に入ることを勧められるという違いがあり、性的倒錯に対する視点の差が垣間見えます。また、統合失調症の患者らが入院する精神病棟の医師の話を聞いた後、実際の患者の病気による経験について聞きました。メインの授業として比較文化精神医学の授業は非常に充実していましたが、自分は臨床心理学にあまり関心がないためか、個人的には中央ヨーロッパと美術史の授業の方が新鮮で、学びが多かった様な気がします。その他の授業で学んだこと中央ヨーロッパの授業では、主に1918年のチェコスロバキア独立から現代までの流れを勉強しました。1938年から1945年の第二次世界大戦終戦までのナチス政権による支配と、1948年から1989年までのソ連による共産主義支配について特にフォーカスされました。プラハ市内にある共産党博物館に足を運んだり、ソ連政権下のウラン炭鉱で働いていた元政治犯のお話を聞きながら実際に炭鉱跡を訪れたりと、貴重な経験がいくつもできました。美術史の授業はざっくりと古典主義やゴシックからルネサンス、バロック、アール・ヌーヴォーや印象派、表現主義、シュールレアリズムなどについて学びました。授業構成として、毎週1日はレクチャーをしていただき、もう1日はプラハ市内の教会や美術館に遠足に行き、知識を深めていきました。プラハ市内には様々な建築様式の教会や歴史的建造物があり、教授の説明を聞きながら建物や絵画を分析することで、より実践的な形で美術史を学ぶことができたと思います。授業以外での活動とまとめこのプログラムは授業以外でも、チェコ内外へ修学旅行に行く機会がありました。2週目にはスロバキアへ登山に行き、学期後半にはポーランドのクラクフへ行き、アウシュヴィッツへ行く機会もありました。チェコ国内では、チェスキークルムロフや温泉街で有名なカルロヴィ・ヴァリなどに行く機会もあり、実際プラハ市内で週末を過ごすことは10週間中3週くらいしかありませんでした。結果的に、授業の内容的にもプログラムの全体構成としても非常に充実した内容だったと思います。特にプラハは町並みも非常に美しく、物価も安いため、短期間滞在して勉強する場所としては最高の環境でした。冬学期、ミネソタのキャンパスに戻るのは少々気が重いですが、来学期も頑張りたいと思います(笑)。2019/01/02 かめのゆ

ギャップターム中やることに迷っている高校三年生へ

シェアブロード代表のamuです。1月も下旬に差し掛かり、ようやく受験が終わった!と肩の荷を下ろしている高校三年生も多いのではないでしょうか。(国内受験をする人はもう少しですね、頑張って!)ギャップターム中、そしてあわよくば大学入学後も、ぜひあなたにシェアブロードで記事を書いて欲しいと思い、募集に先立って記事を書くことにしました。その瞬間に、記事を書くことに意味がある現在のシェアブロメンバーと次に書く記事内容を相談しているときに、「もう少ししたら気持ちが変わっているかもしれないから、もっと後の段階で書きたい」と言われることが多々あります。その判断が正しい場合もあります。受験直後に「あれ意味がなかったなぁ」と思った英語の勉強が、実際に留学に来てみたらとても役になったなんてこともあり得るからです。それでも、私は「だからこそ今書いて」と言います。それは、受験中も含み、大学なんて、考えがコロコロ変わる時期だからです。一年生の頃は、全てが新しくて、辛い。肌や髪の色のバリエーションの多さに驚くし、寮の食事にも文句を言う。レクチャーとは違う能動的な授業に感動し、慣れないペーパーに苦しみます。それは、一年生の頃のあなたにとっての真実であり、また他の人が一年生の頃に感じること。そして、二年生である私がもう一生感じられないことです。二年生の私は、いろいろなことに慣れ、一年生の頃きついと思ったという事実は覚えていてもその感覚は思い出せないし、受験時のことなんて、学校選びに何をそう手こずっていたのか忘れてしまいました。きっとギャップターム中のあなたなら、一度大学に足を踏み入れてしまった未来の自分にはわからない、特別なドキドキや新鮮な受験の記憶を、文字にして残すことができます。それが将来自分と同じ段階に来た後輩にとってどれほどの財産になるか、想像してみてください。あなたが、記事を書くことに意味があるシェアブロードで大切にしているのは、「一人ひとりの経験」です。最近就活もどきを始めた私は、中にいなければ見えないものがあるということを再認識しました。というのも、就活生にとっては社内の雰囲気や業務内容がなかなか見えないように、受験生にとっては、行ったことがないアメリカの大学での生活がどんなものなのか、それぞれの学校がどんな雰囲気なのか、わからないんですよね。一度中に入ってしまえば、大学でたった一週間でも過ごせば、高校生の頃喉から手が出るほど知りたかった情報はほとんど集まると思います。生活を始めてしまうと、こんなの当たり前じゃないかと思って見過ごしてしまうことも、そのほとんどが自分が中にいるから見ることができているものだったりします。この「中」というのは、アメリカの大学というくくりだったり、あなたが行っている大学の生徒だったり、またあなた自身だったりします。高校生に向けて書かれている記事にも関わらず、私は毎回「あぁ私が受験期には知らなかったそんな選択肢も、この人は吟味していたんだ。」「同じリベラルアーツ大学にいるのに、そんなことを考えているのか。」「国や学年は違うけれど、やっぱり悩みは一緒なんだ。なるほどそうやって考えればいいのか。」などといろいろな気づきを得ています。あなただからこそした経験、そこから考えたこと、感動したことを、ぜひ周りの人のために、そして未来の自分のために残しておいて欲しいなと思います。あなたが思っているよりも、きっと大学であなたは刹那的に、大きく大きく変わっていくから。ちなみにですが、個人でブログを始める人もいて、それも全然ありだと思います。ただ、シェアブロードで記事を書いてもらえれば、他のメンバーが「それってあなただけが感じている特別なことだよ」「それは私も悩んでる、きっと高校生も知りたいと思う」みたいに、客観的なアドバイスを渡したりできます。今年の募集は昨年と同じく、受験結果が出揃う4〜5月あたりに行うので、興味を持った人はぜひ頭の隅に置いておいてください。もちろん、すでに大学(国内含む)に進学している人の応募も大歓迎です!2019/01/19 amu

哲学とコミュニケーション学って何?

私は、オハイオ州のリベラルアーツ大学に通っており、二年の秋学期にやっと専攻を決めました。一年生の頃は何を専攻するのか全然わからず、様々な入門授業を取っていたものです。でもそのおかげで、さまざまな学問分野を一通り理解した上で、自分の好みに合うものを選ぶことができました。今回は、私がメジャーに選んだ哲学とコミュニケーション学がどんな学問なのかを、紹介します。もちろんまだ語れるほど学べていないし、間違った考えもあるかと思います。(先輩方、何言ってるんだという記述があったらぜひ教えてください。)しかし、今私が知っていることや考えたことは全部詰め込むので、なんとなくこの二つの学問に興味があるなと思っている高校生は、本当に自分にあっていそうな学問かどうかの判断材料にして、学校選びの際に教授の数や専門分野を気にしてみてください。学問を大きく三つに分けるカテゴリーとは(Humanities, Social Sciences, Natural Sciences)実際に哲学とコミュニケーションの話に入る前に、大きなカテゴリーHumanities(人文科学)Social Sciences(社会科学)Natural Sciences(自然科学)について説明したいと思います。ざっくり話すと、人文科学は哲学や歴史など「人類の文化全般に関する学問の総称」です。感覚的には、実験などは行わず、文書や議論を通して人間についての理解を深める分野だと思っています。日本でいう文系ですが、経済学などは含まれません。一方で社会科学は、経済学・国際学・心理学や、今回紹介するコミュニケーション学など「自然と対比された社会についての科学的な認識活動およびその活動によって生み出された知識の体系」です。人文科学に比べてもっと「科学」的アプローチを取り(フィールドワークや実験、文書の分析など)、社会についての理解を深めるイメージです。最後の自然科学は、いわゆる理系分野。生物や化学、物理など「自然に属するもろもろの対象を取り扱い、その法則性を明らかにする学問」です。カテゴリーの間にある学問もあり、例えば心理学は、脳科学的アプローチをとったら自然科学的扱いになる一方で、基本的には社会科学としてみなされます。同じカテゴリーにある分野は基本的なメゾットや目的が似ていることもあるので、 興味がある分野と同じカテゴリーの分野を調べてみると、面白そうなものが見つかるかもしれません。ではざっくり基本情報を入れたところで、本題にいきましょう。哲学:何を調べるべきかを考える学問私の大学の専攻紹介ページでは哲学は以下のように紹介されています。The philosopher is most concerned with conceptual questions, with tackling and (hopefully) "dissolving" conceptual problems. Which conceptual problems exactly? Well, it depends on the interests of the philosopher. Philosophical reasoning improves almost any inquiry, and, as a matter of fact, philosophers might inquire about law, science, art, religion, ethics, and the nature of existence and experience. (Just take a look at our courses offered.) With regard to the content of its inquiries, philosophy can be an exceedingly broad discipline.今学期、「大学で哲学を教える意味」という議論をする場面がありました。そこで聞いたことも含めて私なりに哲学の位置付けを考えると、やっぱり学問の祖という面が大きいと思います。例えば、科学とか物理は「世界は何でできているんだろう?」という根源的な質問から生まれているわけです。現代においても、例えば快楽を感じる脳内物質の研究は、「人のゴールは幸せ・喜びである」という考えに基づいています。その大元に取り組むのが、哲学だと思います。つまり、人のゴールは本当に幸せ・喜びなのか。ただ脳内から物質が出て快楽を感じる状態を私たちは目指しているのか。そうじゃないなら何を目指せばいいのか。そんなことをぐるぐると考える学問。なので、答えが出ない壮大な問題に対し、誰もが納得する理由をつけて自分の中で筋が通った論を打ち立てたいという人は、哲学に向いていると思います。幸せとは何か、とかね。一方で、実際に目の前にある物がどうなるのか、自分が正しいと思っているいないに関わらない、絶対的な事実が欲しいという人は、社会科学含む科学に向いているのかな。実際に哲学の授業ですること:たくさん読んで、考えて、書く哲学といえば、リーディングが多いことで有名です。実際どれくらいかというと、一学期の間に1000Pの教科書を読み終えて、後半は+αの資料を読むくらい。毎授業に向けて、少ないときは10P、多いときは100Pくらいの宿題が課されます。基本的に大学で課されるリーディングは読み飛ばして要点を掴むことが多いのですが、哲学に関しては大切な一文を飛ばすとその後の話がさっぱりわからなくなることがあるので、なかなか難しいです。でも基本的にアメリカ人であってもリーディングで哲学者の考えを理解できることは少なくて(日本語の哲学書を読んでも意味がわからないで終わる感じです)、授業での教授の説明や歴史的背景を通して、なんとか基本となるアイデアを理解します。そのあとに、哲学者の問いや意見について、生徒が自由に手を挙げて発言するディスカッションがあることも多いです。他の授業だと、テキストに書かれている定義や説明を求められる場合も多いですが、哲学の場合は質問に対する答えはないので、それぞれが批判や賛同をしあってクラスで考えを深めます。そして(うちの大学の)教授は、授業外でもわからなかったことを丁寧に教えてくれ、また生徒個々の生活や予定を気にしてくれる人が多い印象です。定期試験はエッセイ形式(授業で話したディスカッション内容や読んだものを元に自分の意見を書く)が多く、ペーパーも多めです。コミュニケーション:科学的な手法を使ってコミュニケーションの使い方や影響を学ぶ学問コミュニケーションは新しくあまり有名な分野ではないので、結局何を勉強するの?と聞かれることが多いです。ちなみに私の大学のHPでは、Drawing on classical tradition as well as on contemporary behavioral sciences, communication studies focuses on how people arrive at shared meanings through messages, or the symbolic processes through which meaning and social reality are created. The curriculum features courses from three basic tracks. Courses in rhetorical studies examine persuasive strategies, argumentation, verbal style, and forms of rhetorical criticism as they apply to public speaking, political discourse, issue campaigns, public relations, and other public messages. Human dynamics courses stress communication and its role in interpersonal relationships, groups, and organizations. Media studies courses focus on mass communication history, media literacy, the process of creating and distributing mass-mediated messages, and the effects of those messages.と紹介されています。この紹介にもあるように、コミュニケーションは大きく分けて「Rhetorical studies(修辞学)」「Human dynamics(人間工学)」「Media studies(メディア学)」の3つの分野があります。コミュニケーションは社会科学に属するので、インタビューやアンケート、実験やテキストの分析を通して、効果的なコミュニケーション方法やどのように私たちがコミュニケーションから影響を受けているかを学びます。私が
前学期とったGroup and Organizational Communication (Human dynamics)では、グループが効率的に働くためのリーダーシップの種類、企業が存続していく中で必要な視点や仕組みについての理論などについて学びました。感覚的には心理学と社会学・人類学からコミュニケーションに関係するものを引っ張ってきている感じでした。わかりやすく言うと、人は生まれ持った才能でリーダーになるんだよ!という理論から、リーダーシップは後から技術的に学ぶものだ!という理論が主流になり、適したリーダーシップの形式はメンバーのやる気や知識の量で変わるんだ!という理論や、良いリーダーはメンバーの個々の力を強めることでグループをいいものにするんだ!という理論が生まれたというのを学びました。留学生という観点で言うと、アメリカの場合、インターンシップや就職は専攻に関係があるものにしかビザがおりません。なので、コミュニケーションは分野として幅広い職に結びつけやすく、アメリカでの就労に便利だったりします。私は広告に興味があったので、それも考慮して専攻を決めました。実際に授業ですること:グループワークを通して教科書を理解私が今まで取った授業では、一つの授業に対して30Pほどの、教科書の一章分のリーディングを毎授業前に読むことが多かったです。授業も教科書を中心に行われて、教科書に書かれていた専門用語の意味や、理論の説明を教授がしたり、生徒が手を挙げて答える形で進みました。難しい理論を理解するために、授業内でのグループワーク(話し合ったり、与えられた事例に理論を当てはめたり)もたくさんしました。試験は、エッセイを好む教授も、全てを選択肢制にする教授もいました。教授が空元気と呼びたくなるほどに明るいのもなんとなく特徴的だなと思います。笑学校選びと専攻哲学とコミュニケーションについて一般論のようなものを説明しましたが、試験の方式や内容も、大学によって異なると思います。またリベラルアーツの場合、大学にいる数人の教授の専門分野によって授業の内容も大きく変わるので、気になっている学部の教授の専門分野やオファーされている授業をチェックするのも大事かなと思います。(総合大学だと細かく分かれているから、よほどマニアックなものでない限り、取りたい分野の授業がない!ということはないと思うけれど、確認するに越したことはないです。)2019/01/25 amu

初めての大学生活、つらい状況で気がついたこと~カールトンでの一学期を終えて~