学び場としてのカールトン ~カールトンでの初めての一学期を終えて~


こんにちは。mihhyです。


「カールトンでの初めての一学期を終えて」シリーズの第二弾をずっと書こう、書こうと考えていたのですが、結局投稿が三学期の途中になってしまいました。(笑)



それはさておき。海外大学での生活を想像しながら準備に励んでいる高校生に向けて、もっと頑張ろうと思えるような、わたしの初めての学期の経験を改めてシェアできたらなと思います。


初めての一学期を終えて

いよいよカールトンでの大学生活が始まろうとしていた昨年の8月末。


私は、これからどんな世界が待っているのか、期待と不安の中にいました。一学期目の第一目標は「とにかくそこでの生活と勉強に慣れる」でした。


宿題に追われ、寝る間もない日々を最悪想像して臨みました。


振り返ってみると、ある意味想像通りで、ある意味期待以上でした。


勉強での苦悩については第一弾の方で触れているので、今回は期待以上だったエピソードを盛り込みつつシェアしたいと思います。


助け合いの精神

カールトンは、そのホームぺージでコミュニティのきずなの強さ、助け合いの精神をうたっています。私自身、そんな雰囲気に惹かれてカールトンを選んだという背景がありました。


実際も、その通りでした。


なかでも感激したことは、私が取ったラテン語の授業初日でのこと。クラスに留学生は私のみで、他はみんな国内出身の生徒でした。


教授が授業終わりに言いました。「カールトン精神にもあるが、私はこのクラスをみんなが助け合って作っていくクラスにしたい。だから、授業で間違えることは恐れるな。なぜなら助けてくれる仲間がいるのだし、間違えはみんなのためにもなるからだ。」


彼の言葉に関心したのはもちろんなのですが、私がさらに感動したのは、他の教授陣もやはり、カールトンの謳っているミッションを理解し尊重し、授業を作っていっていることでした。


教授との距離

カールトンでは、ほとんどの教授がファーストネームで呼ばせてくれます。そしてこれはリベラルアーツの中でも珍しい方。これは最近知った事実ですが、たしかにそうなのです。


私が一学期目に取った授業の教授すべてが、あたかもこれが普通であるかのようにファーストネーム呼びでした。他にも、オフィスアワーに訪れるといつも親身になって悩みを聞いてくれたり、宿題のアドバイスをくれたりします。


教授によっては、学期の最終週に教授のお宅にクラスの生徒全員を招いてご飯を食べる、というようなこともありました。ラテン語の教授の場合、なんと古代ローマのラテン語で書かれた文献をもとに再現した料理が振舞われました。知的好奇心がくすぐられる体験でした。



これは小話になりますが、カールトンに通う、二年生の友達の印象的な言葉があります。それは、彼女が応募を考えているインターンに出す推薦状を誰に書いてもらうかをどうやって決めたのかの話を聞いているときのこと。


「私は、これまで受けてきた授業も含めて、教授がみんな大好きなんだよね。」


教授が専攻を決める一つのカギとなる、とよくいうのも本当なのかも知れないと思った瞬間でした。


勉強がつらいというのはやはり想像通りでしたが、大学のサポートや温かい環境も、想像通り、いや想像以上だった一学期目。一年目が終わった頃に自分が大学生活をどう感じるか、楽しみです。


2019/4/27 mihhy


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