はじめまして!昨年の九月からアメリカワシントン州のWhitman Collegeに通っているkumaです。想像もしなかった形で始まった大学生活も無事一年目を終えたということで、最初の記事はこの一年間をざっと振り返ってみたいと思います。今コロナの中、不安と戦いながら海外大学受験をされている方たちに少しでも参考になりますように!
コロナに振り回されたスタート
およそ一年前の、2020年初夏。進学先も決まり、ようやっと一段落着いたと思ったところでコロナが急速に拡大し、緊急事態宣言に。しかしまだこのころはまさか自分の大学生活に影響するとは思っていませんでした。
6月に入り、Whitmanから寮のアンケートやオリエンテーションの情報が届き始め、いよいよと思ってた矢先。7月下旬にWhitmanから秋学期は完全にオンラインになるというメールが! 慌てて飛行機もキャンセルすることに。
ギャップタームを取るか、オンラインでここ日本から授業を受けるか。アメリカの大学の授業が楽しみだった上、周りの高校時代の友達は日本の大学で新たな学びを得ていたのを見て羨ましかった私は、例え自分が描いていた寮生活ができなくてもオンラインで授業を受けることにしました。
秋学期:早寝早起きの健康的(?)な生活とリベラルアーツだからこそ充実できたオンライン授業
まさかの日本でスタートした私の海外大留学。オンラインで、しかも時差がある中であの課題量の勉強をするのか、と最初は不安でした。留学生向けオリエンテーションなども全てオンラインで終わり、あの初めて学校に行くような感覚は3割ほどしか味わえず。とりあえず自分が興味のある授業を取って、オンラインでも最大限に勉強を楽しむ決意をしました。
私たち留学生の最大の敵は時差。せっかく教授との距離の近さや小規模制授業を目的にしてリベラルアーツにしたのに、全てオンデマンドになったら元も子もない。自分が取る教授と相談し、ほとんどの授業は早朝に起きて参加できるようになりました。
教授は皆気を使ってくださり、授業をわざわざ時差別に分けて受けやすくしてくれた方や、オンデマンドを少し入れて朝(?)3時に毎日起きることにはなりませんでした!
ほとんどの日は朝4時ころに起きて、眠いままパソコンを立ち上げZoomを開きブルーライトで目が覚めるという状態。でも自分が興味のある授業を取ったのが正解で、どれだけ眠くても興味深いディスカッションで気付けば脳がフル回転していました。オンデマンドをなるべく少なくして大正解でした。
朝早く起きて、授業は昼過ぎごろには終わり、長い昼寝をした後に午後はバイトや課題をし、11時ごろにはベッドに行くというまあまあ健康的な生活が送れたことは意外でした。Whitmanがワシントン州だったというのもあり、16~17時間の時差がいい感じなったのかもしれないです。でも興味のある学問分野で、少ない人数でディスカッションする授業が多かったからこそ、オンラインであることや時差があることを悔いに感じない一学期となりました。
春学期:ようやっとキャンパスライフ、スタート!でもコロナでてんやわんやに。
春学期は無事ほぼ対面になるということで、ようやっとキャンパスにたどり着けました。到着するとまずは二週間隔離をし、それが終わると待ちに待った対面授業!私は4科目中3科目が対面になりました。クラスルームは机が点々と広げて置かれ、真ん中には360度カメラのような物が設置されていたので、オンラインでも同時に部屋から参加できる状態になっていました。
しかし対面授業が始まってまもなくある夕方に大学の保健室から電話が!なんと友達がコロナにかかったらしく、私は濃厚接触者となり再び二週間隔離に。今回はもっと厳重な隔離で、自分の部屋までご飯を届けてもらったり、使用するトイレも指定されるなど、自分がまるで感染者のような生活。一人で外に運動しに行くのは許されたものの、雪のせいで走りにも行けず。とりあえず授業には部屋から積極的に参加し、友達とビデオ電話するなどしてなんとか平常心を保ってました。課題量が多いのも、部屋に長い間閉じ込められていることを忘れるので意外と救いになりましたね(笑)。
しかしまた新たな事件が!なんと私の寮で次々とコロナが出てしまい、寮自体がロックダウンされてしまったのです。私はまさかの二週間隔離が追加され、合計6週間隔離していました。隔離ばかりの最初の一か月半でしたが、それを乗り越えればあとはほぼ対面授業の学生生活がスタートし、例え最初は辛くてもやっぱりキャンパスに行けてよかったなぁとつくづく思います。対面はオンラインで話し合うよりまたさらにレベルアップし、面と向かって接することで意識していなかったことが浮彫になります。このことについてはまた次回詳しく書いていきたいと思います!
ちなみに対面になってしょっちゅう感じたことは身長の意外性(笑)。スクリーンで話してたクラスメートと実際会ったら2メートル近くだったり、逆に教授が意外と小柄だったり。私も意外と小さいと思われてたりして!
さいごに
以上、思いもよらない形で始まった大学生活一年目をざっくり振り返ってみました。色々とコロナで大変なことはありましたが、私はWhitmanで小規模制の授業を興味本位のまま取ってみたことが案外コロナに押しつぶされず充実した一年を過ごす手段となりました。勉学以外にも、何かしら熱中できるものを手あたり次第に見つければ例えコロナ禍でも暗くなる気を紛らわせて乗り越えやすくなるはずです。まだまだ不安な毎日は続きますが、健康第一に頑張りましょう!
7/31/2020 Kuma
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