やりたいことがわからないからリベラルアーツを選んだ高校生が、専攻を決めました。

「やりたいことがまだ分からないので、興味がある授業をとって自分が本当に好きなものを見極めてから専攻が決められる、リベラルアーツという教育制度が自分に合っていると思い、リベラルアーツ大学に絞って志願しました。」


受験時に、何度このセリフを志望動機に書いたか分かりません。


そして国内財団への奨学金応募フォームには、受験校を選んだ理由に加えて、将来について語る欄が必ずありました。


何がやりたいかわからないからリベラルアーツに行きたいのに、どう将来を具体的に語れば良いんだ。そんな風に悩んだものです。


そんな受験生活を乗り越え、大学生活も二年目。ついに、専攻を決めました。近々Declareします。


リベラルアーツに行ったら本当にやりたいことは見つかるのか。周りの友達はもうやりたいことを見つけてバンバン活動している。自分は本当に大丈夫なのか。


私が専攻を決めるまでを振り返って、それらの答えが見つかったら良いなと思います。


やりたいことがわからないと開き直った高校時代

高校二年生の冬まで、アメリカの大学を日本で受験することができるなんて夢にも思っていなかった私は、課外活動というものを全く意識せずに高校生活のほとんどを過ごしていました。


課外活動どころか、部活を引退してついに文理を決めなければならないぞという時まで、自分の進路なんて全く考えていませんでした。(私の高校では文理に分かれるのが高校三年時でした。)


考えるのが面倒すぎて、とりあえず選択肢を広げるべく塾で数3の授業を取っていました。結局文系になったので、進路的には不要な授業になりました。


そんな私が、高校一年生の頃からアメリカの大学を目指して模擬国連やディベート大会で活躍をしていた同級生に勝てるわけないんですよね。勝ち負けってなんだって感じなんですけど。


自分がどこに行けば良いかわからない。とりあえずそれらしい将来を語らないと、奨学金に応募することすらできない。


なんとなく先輩のFacebookの投稿を見たからと、国際関係学になんの興味もないくせに「大学では日中学生会議に出てみたいです。」と書いてみたり。「人を幸せにする仕事をしたいです。」と抽象的にもほどがあることを書いてみたり。


結局いくつか書類選考は通ったものの、国内奨学金はいただくことができませんでした。


「やりたいことがわからないから、リベラルアーツに行くんだ。どうなるかなんて今はわからない。」というのが、本音でした。


大学に入った私は、入門クラスを取りまくった

大学に入学してからの私は、有言実行を果たしました。


興味がある入門クラスを片っ端からとりました。


具体的には一年間で、人類学入門・美術絵画入門・哲学入門・コミュニケーション学入門・社会学入門・(心理学入門は一回だけ授業を受けてやめました)を取りました。


そして二年生の秋学期にコミュニケーション学と哲学の二年生レベルの授業を取ってみて、やはりこれだと思ったので、その二つをダブルメジャーすることに決めました。


決まってみると、なんだか元から答えがわかっていたような気がしています。


先輩がなんとなく授業を取ってみたら面白かったから思いがけず専攻することにしたという人類学や(実際に面白かった)、合うかもしれないと高校の倫理の先生に勧められた社会学など、好きになる可能性があるかもしれない科目をかじってみたけれど、結局最初から目星をつけていた科目に落ち着いたからです。


じゃあ一年間無駄だったのかというと、もちろんそんなわけはなく。


もしかしたらあっちの方が良かったかもしれないと思うような選択肢を全部消去した上で専攻を選べたので、とてもスッキリしています。


それに私の場合は結果論であって、実際リベラルアーツに進んで専攻を変えたという先輩もたくさんいます。


私が考えるに、元々興味がある学部なんてわからない!と広い視野を持っていると無難な場所に落ち着き、きっとこの分野が好きだろうと視野を絞った状態でリベラルアーツに入学すると、思いがけない興味に出会うような気がしています。


だから、興味がある分野がわからないからリベラルアーツに行くんだ!!と開き直っている人は、試すだけ試すけれど一番可能性が高い分野を専攻するつもりで授業スケジュールを立てるといいかもしれないですね。


私の場合は文系だったので必修授業が少なく、なんとかダブルメジャーできましたが、理系だと一年時から計画的に授業を取らないと難しいようなので。リベラルアーツなのにって感じですけどね。


リベラルアーツのリアルと、やりたいことをいつ決めるか問題

リベラルアーツに来て思ったことは、みんなやりたいこと決まっているんじゃん!ということ。


自己紹介では、一年生でも専攻候補がいくつかある前提でメジャーを聞かれるし、周りもまだ公式にはしないけれど、ほぼ心は決めているという人が多かったです。二年生になってみて実際、私も含めてみんな、元々志望していた学部に落ち着いている気がしています。


ほぼ専攻は分かっているけどまだ確実ではないからという理由でリベラルアーツにした人や、心は決めているけど一つの分野だけではなく幅広く学びたかったからリベラルアーツにしたという人もいました。やりたいことがわからない人だけがリベラルアーツに来るというわけでもないんですね。


本当にまだ何も決まっていないという人もいたし、まだ決めきれていないと言うと「それでいいんだよ!!」とフォローしてくれる環境ではあったので、総合大学志望で将来の夢まで決まっている友達に囲まれていた高校時代に比べて、焦らなくてよくなったのは嬉しかったです。


ちなみに今私は、コミュニケーション学と哲学を専攻し、将来はまずコピーライターになりたいと思っています。最終目標を「言葉で幸せを広げること」とし、note(ブログのようなもの)の執筆やTwitterアカウントの運営、もちろんこのシェアブロードの運営も頑張っています。日本のライターゼミというセミナーにリモートで参加したり、メディアでインターンをしたりもしました。


何が言いたいかというと、色々試して、自分がこれだというものを決めてしまえば、今やることと進むべき道は驚くほどにスルスルと見えて来ます。一年ちょっと前に、何がやりたいかなんてわからないと開き直っていた高校生が、将来の職業と自分の課外活動と、夢まで明確に決められるようになりました。まだ曖昧な部分もあるけれど。


だから、周りがキラキラとした夢を語っていて、高校でもうそれに向かった活動をたくさんしていて、自分はどうしようと悩んでいる人には「それでいいんだよ!!」と言いたいと思います。


確かに国内奨学金受験においては不利かもしれないけれど(私が落ちた理由が他にあった可能性は全然あります)、他の、偏差値でなんとなく大学を選んでいる同級生に比べれば、将来を考え始めているだけ偉いです。偉いよ!!


そして、一度将来について考え始めれば、きちんと材料を集めて考え続ければ、必ず道が見えます。もしその道が間違っていることに気がついたら、いくらでも後から変えることができます。専攻だって、大学だって、職業だって。大変かもしれないけれど。


あなたの他に、あなたが何をしたいのかがわかる人はいません。選択肢を提示することはできても、誰もあなたの代わりに考えてあげることはできません。


だから、自分で将来何をしたいのか考えて、仮説を試してみてください。まだ時間があるなら、課外活動でそれを試してみてください。試しにネットで配信されている授業をのぞいてみても良いんです。そうすればきっといつか、試行錯誤してよかった、孫さん風に言えば私の登りたい山はこれだというものが見つかるはずです。


私もまだ試行錯誤の途中です。でもどこかでこれだと信じ切って進む勇気も必要だと思ったので、とりあえず専攻は腹をくくることにしました。高校生のみなさんも、自分を信じて頑張ってくださいね。


2018/10/14 amu

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