後悔だらけのSAT/ACT計画

ぶっちゃけた話、私はSAT reasoningを4回(古いの2回・新しいの2回)、ACTを2回受け、テストのためにいくら投資した(してもらった)か分かりません。しかもACTに至っては一度青森で、もう一度は名古屋で受けました。多くを問わずに試験代を払ってくれた親には感謝しきれません。


さて、私は幼稚園から小2までをシンガポールのインターナショナルスクールで過ごし、中学3年間も北京のインターで過ごした帰国子女です。卒業したICU高校の英語のカリキュラムも力の入っていてしっかりしているものでした。英語の習得と保持に関して言えば良い環境に置かせてもらっていたにも関わらず、さっぱりstandardized testingで点がとれず、自分の詰めの甘さを実感しました。


まず、がむしゃらに回数を受けたところで点数は勝手に上がってくれない、という当たり前のことを改めて認識しました。受験計画の見通しを立てずに1回目は高2の11月に受け、2回目は確か2ヶ月後の1月に受けました。


当時私はSAT用の塾に通っていましたが、通っているという事実に満足しているだけで実際には万全の準備ができていませんでした。心のどこかで真剣に取り組んでいなかったのだと思います。そんな人の試験結果は当然満足いくものではなく、焦りを感じていました。


焦りを感じた私は次どんな手を打ったかというと、ACTに手を出しました。SATはきっと試験形態が自分に合わないだけでACTならきっと自分の実力がもっと出せるだろうという発想に至ったためです。


自分の中ではそれなりに勉強したつもりでしたが、思うように結果は出ませんでした。試験を変えればもっと良い点数が出るだろうと安直に思った自分は根本的に間違っていて、単に必死さと努力が足りませんでした。

そもそもSATとACTは試験内容が少し違っていたため、そんな数ヶ月でシフトできる地頭の良さもない私の考えは甘かったです。(注:本当にACTのほうが合っていて高得点が出やすいという人もいます。過去問を見比べてまずは解いてみて分析してみるのがいいと思います。)


最終的には新しいSATを受けることにしました。高3の10月だったと思います。もともと古いSATの準備とACTしか受けていなかったためまたもや違う試験形式に挑みました。


計画性なくとりあえず回数だけ受けて試験慣れだけしていた自分もさすがに危機感を感じ必死になり、その結果ここでやっと個人的にまずまずの1450を出しました。そしてギリギリの高3の1月にも受け、最後はsuperscoreで1490でした。


私の試験に対する後悔はたくさんありますが、一番は「計画性の無さ」です。まず、これからの受験生は気にしなくて良いことですが、新しい方のSATを使うか古い方を使うかではっきり決めておけばよかったという後悔。また、ACTの過去問をしっかり解いて本当により高得点がとれるかしっかり見極めればよかったという後悔。そして、点数は結局勉強量に比例するという現実にもっと早く向き合えばよかったという後悔。


私は古いSATのために1年間塾に通いましたが、その時の勉強量より高3でもがいていた時の勉強量の方が多かったため、結局は塾でなく自分次第だということを改めて認識しました。

帰国子女として英語環境にで学んだ経験があったり、英語に重きを置いている高校に通ったり、塾にも通わせてもらったりと、逆になぜそれで試験の点数が取れないんだと思う人も多いと思いますが、要するに良くも悪くもバックグラウンドよりかはその人の試験に対する真剣さと努力次第で点数が出るのだと思いました。

なので、もしも自分が他の人よりも有利な条件にあると思っているのであれば、どうかそれだけで満足せずにより上を目指してください。もしも自分が他人より不利な環境に置かれていると思うのであれば、それを言い訳にせず強みにしてください。不利な環境でもそこで踏ん張って結果を出せればものすごい自信につながると思います。

どっちにしろ、点数がとれずに焦っているのであれば、「あぁそういえば6回もstandardized testing受けてた人いたな。」と思い出して自信を持ってください。ではでは。


2017/07/11 かめのゆ

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