アメリカの大学受験で重要な鍵ともなる課外活動。
中学時代を海外のインターナショナルスクールで過ごした私は、帰国早々日本の勉強につい
ていくのがしんどく、成績がしばらく伸び悩んでいたため、他の人と差をつけるためにも課
外活動に力を入れようと早くから決めていました。
Holistic Reviewをするのが米国大学受験の良さなので、この点をしっかり踏まえた上で準備すると弱点もカバーできるのでは無いかと思います。
高校1年生から高校2年生
高1の初めの段階では学校に慣れるのに精一杯でしたが、冬休みあたりから積極的に自分の興味のあったボランティア団体やプログラムへ問い合わせなどをしました。
まず、高校2年から、病院でのボランティアを始めました。最初は英語で何かできることは無いかと調べ、外国人の外来患者のための英語ボランティアを見つけたのですが、各病院のボランティアリストを探してたまたま見つけたのが、小児病棟でパネルシアターを行うボランティアでした。
問い合わせたところ、高校生の採用はしていないとのことでしたが、何回かメールし、直接訪問した後にぜひ手伝ってほしいとの連絡がありました。熱意が伝われば、本来ノーであることもイェスになるかもしれません。直接問い合わせてみる、というのも大事だと思います。
高校2年生の夏①
高2の夏には、World Scholar’s Cupという大会と、Global Citizens Youth Summitというプログラムに参加しました。
World Scholar’s Cupは、3人チーム制で、LiteratureやHistoryを含む6つの分野に関する資料を勉強し、ディベートやエッセイを含む4つのイベント形式を通してその知識量を競う大会です。
この大会は全ての参加者のスタートラインがほぼ一緒という利点があるため、勉強しただけの成果が得られると思います。
5月に開催された国内大会が終わった時には想像以上の達成感を感じ、夏のGlobals Roundに行ける成績だったので、参加しました。
高校2年生の夏②
Global Citizens Youth Summitというプログラムは、世界各国から24-28人ほどの高校生が集まり、4日間Harvard Faculty Clubでグローバルなトピックについて議論するユースサミットです。
9日間のプログラムのため、議論する以外にはハーバードの教授によるレクチャーを受けたり、ビジネススクールの先生方との食事などがありました。議論する中で、他の参加者と比べた時の自分の発言力の弱さや積極性の無さを実感し、とても刺激になったと同時に焦りを感じました。
たった9日間でしたが、とても有意義で、その後の米国大学受験という決断にも大きく影響した経験でした。
高校2年生の秋以降
高2の秋には、脳科学オリンピック(ブレイン・ビー)の予選を受けてみました。もともと脳科学に強い関心を持っていて関連本を買っては読んでいたので、学校の廊下で脳科学オリンピックのポスターを見つけた時は「面白そうだからやってみよう」と思いました。
予め勉強する本は指定されていたので、とにかく暗記をひたすらし、挑んだところ、日本代表候補の1人に残ることができました。
そして、2次試験のために再びひたすら暗記をし、挑んだところ、1位の成績をとることができました。
高3の夏に行われた脳科学オリンピックの国際大会は人生で一番刺激を受けた経験で、アカデミックな大会にも関わらず和気藹々と各国代表者と交流したのが印象的です。
他には、イベントの運営委員などをしました。高2の夏に参加者として参加したWorld Scholar’s Cupにはその後東京大会の運営(デザイン)として携わり、パンフの一部デザインや運営Tシャツのデザインを手伝いました。
最後に
他にもいくつか課外活動をしていたと思いますが、主なところは上にある通りです。
課外活動はただなんとなく手当たり次第やるだけではあまり意味が無いと思います。
やるからには、他の人と違うことを、そしてできるだけ成果を分かりやすく表わせるものがいいと思います。
人それぞれ強みをアピールできる分野が違って当然ですので、勉強やテストで十分実力を見せ付けられるのであれば無理をする必要も無いと思います。
自分なりに、どうすれば「自分」という人間が最もよく表わせるか考えた上で、受験準備に取り掛かるのが良いと思うので、マイペースに頑張ってください!
2017/06/05 かめのゆ
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