寮生活2年のどうしようもない悩み:部屋のにおい問題

こんにちは。College of Wooster3年のnatsumiです。久しぶりの投稿になりますが、今回は私が1、2年時に寮生活で直面した試練(?)について書きたいと思います。


目次

  • Housing Selection:どのように寮・部屋が決まるのか
  • 完全に盲点だったにおい問題
  • 1年目:ボディークリームのにおい
  • 2年目:靴&足の裏のにおい
  • 3年目:今度こそは、と思ったルームメイト探し
  • 結論:1年目は事前アンケートが大事


Housing Selection:どのように寮・部屋が決まるのか

私が通うウースター大学では実家が近所など特別な事情がない限り、国内生・留学生問わず寮に入ります。1年目はほぼ間違いなく2人部屋を割り当てられ、ルームメイトは入学前に生活態度や相手に求めることに関するアンケートをもとに、大学側がペアアップします。2年目以降は基本的にルームメイトは自分たちで探し、住む場所はHousing Selectionのためにランダムに割り当てられた番号順に生徒が好きな寮・好きな部屋を選んでいきます。学年が上がるにつれて希望が通りやすくなるのですが、2年生は割り当てられた番号が良ければ、もしくはキャンパスの中心部から離れた売れ残りがちの寮を選べば1人部屋をゲットできるという感じです(ちなみに1人部屋は複数人部屋より寮費が年間10万円程高くつきます)。


というわけで、私も1、2年時ともに相手は変わりましたがアメリカ人の女の子と広さ10畳ほどの2人部屋で生活をしました。


完全に盲点だったにおい問題

私にとって部屋を共有する上で一番つらかったことは部屋に充満する“におい”でした。大学入学前にルームメイトがマッチングされる時には、ウェイウェイした子じゃないといいな、生活リズムが合うかななどの性格や生活態度の相性を気にしていたのですが、“におい”は完全に盲点で、見事に2年間苦しめられました笑。


そもそも私自身、人よりも3、4倍は匂いに敏感で、強い香りを受けつけない体質だと今でこそ自覚しているのですが、、、。こういう人にとって体臭がきつい人の多い環境、ウエットティッシュにも強烈な香りをつけちゃうような香り付け盛んな文化は大変厳しい環境でして、周囲のにおいが一度気になりだすと止まらず、ストレスが溜まります。という注釈を入れて、寮生活1年目、2年目のにおいエピソードを書いていきます。


1年目:ボディークリームのにおい

上に書いたように、1年目はアンケートを元に大学側がマッチングし、夏にこの人になりましたとお知らせメールが届きます。入学前にSNSなどで連絡を取ってある程度仲良くなっている場合もありますが、私たちはウースターのキャンパスで会って初めましてという感じでした。


そんなこんなで寮のMove-Inの日を迎え、その後各フロアにいるResident Assistant (RA)から同意書が配られました。何時から何時までは静かにする・電気をつけない、お互いのベッドには横たわらない・触れない、人の食べ物は食べない、友達はどのくらいの頻度で連れ込み、騒がしくしてもいいのかなど細かな質問がありました。私たちは割と意見が一致したので、すんなりと話し合いが進み、サインをして提出しました。その後も周りの友達が“ルームメイトが毎週末彼氏を部屋に連れ込んできてつらい...”など悩んでいるなかで、私たちはこの同意書に載っていた事項で相手に守っていないじゃん!と不満に思うことは(少なくとも私は)なかったので、大学のマッチングもそこそこの質なのではないでしょうか笑。


ですが、思いもかけず困ったことが一つ。におい問題です。というのも当時私のルームメイトはドレットをつけていて、そのヘアスタイルでは毎日は髪を洗えない、そして付け毛の手入れのためということでたくさん頭にクリームをつけていました。そのほかにも彼女はかなりの乾燥肌らしく、髪だけではなく何種類もローションをつけていたんですよね。ですが、私はその全てのにおいがダメだったんです。纏うにおいの強さもそうですが、ココナッツ系のにおい自体が私が苦手なにおいだったので、かなり厳しかったです。


寮生活でルームメイトと何か問題が起こった際は基本的に、文句がある人がRAと寮を管理するオフィスとの相談の上、出て行くというルールなので、嫌だから追い出すということはできませんし、においが嫌なので私出て行きますというのも言いづらい。食べ残しが匂う、ゴミを捨ててくれぐらいだと比較的解決しやすいと思うのですが、相手が好みで体につけているにおいに対して私嫌いですと言うのは難しい話です。


結局部屋の窓を全開にしてみたり、あの手この手で対策を講じ、最終的にはローション類は極力部屋ではなくバスルームでつけてほしいと伝え、そして部屋にアロマディフーザーをつけてココナッツのにおいを上から抑え込むという力技で落とし所を見つけました。

2年目:靴&足の裏のにおい

1年生の時と異なり、2年目以降は自分でルームメイトを探して住むことができるので、今度はまた別のアメリカ人の友達(定期的に話したり、ご飯を食べたりするような仲だった)と住むことにしました。1年生の時には苦手なにおいがストレスになったので、あまりにおいのキツくない人と思い、多少の慎重さをもってルームメイト選びをしました。Housing Selectionに向けて、彼女の部屋に行く機会にはにおいの事前確認も何度かして、これだと大丈夫そうだなと思ったんですけどね、、、。


また思わぬところに落とし穴。


別タイプのにおい問題。今度は体臭といったところでしょうか。靴を一足しか持っていない彼女が毎日履いているその靴を脱ぐと、部屋中が臭い、、、(ごめんなさい、この言葉でしか表現できませんでした)。また、汗かき?なわりには基本的に2日に1回しかシャワーを浴びないので、なんともいえない匂いが部屋全体に微かに広がっていました。夜遅く疲れて図書館から帰ってきてドアを開けて、そのにおいに対面するのはかなりのストレスでした。


ごめん、あなたの靴臭いんだけど!体におうよ!と言えるようなお互いの関係性でもなく、度胸もないので、これまたどんなに外が寒くても窓を開けて換気をするという対処法で、2学期目途中にコロナで寮を追い出されるまで我慢しました(私が部屋にいない隙に窓を閉められたりして、窓の開け閉めの攻防も静かに繰り広げられていたりもしたのですが)。

3年目:今度こそは、と思ったルームメイト探し

3年生はHousing Selectionの番号としても確実に1人部屋を確保することができる上、ここまできたらもはや1人部屋に住めよという感じではありますが、なんとなく1人は寂しいので、2人部屋に住むことに付随する諸問題はある程度覚悟して、3年生も2人部屋を選択ました。しかも、1年生の頃と同じルームメイトと住むことにしたんですよね。え、という感じなのですが。でもにおいを除けば一緒にいて気が楽な完璧なルームメイトだったんです、、、。


彼女も彼女で2年目のルームメイトと合わず、結局相手が出ていくというレベルのだいぶややこしいいざこざがありまして、3年目のルームメイト探しの中で、1年の頃のお互いの無害さ・気楽さに気がつき、もう一回一緒に住まない?と元鞘に収まるという。結果的に3年目はコロナのためお互いキャンパスには戻らなかったので、一緒に住むことはなかったのですが、わりと苦しんだ1年目のルームメイトをまた選びましたというアホな話です。


結論:1年目は事前アンケートが大事

これだけではどうでもいい小ネタ記事になってしまうので、現実的にどのように相性のいいルームメイトを見つけるか、具体的な対策を最後に少し触れてこの記事を締めようと思います。


当たり前すぎる結論ではありますが、やはり我々が1年目に相性の良いルームメイトと出会うためにできることは、入学前のアンケートをできるだけ正確にしっかり埋めるということだと思います。このアンケートも普段勉強する場所はどこか、週に何回部屋を片付けるのかかなどさまざまなトピックを網羅していて、十分細かく質問があると思うので、正直な答えをすればとんでもない相性の相手と組まされるということは回避できるのではないでしょうか。


また、この記事を読んでくださっている高校生の中で、私のようににおいに人一倍敏感な方がいましたら、事前アンケートの備考欄にでも「私はにおいに非常にセンシティブです。」と書いておくといいかもしれません。無意味かもしれませんが、もしかしたらレジデンスのオフィスが考慮して余った1人部屋に割り当ててくれるかもしれません。もちろん、入寮後にその割り当てられた相手と何か問題があれば互いに話し合う、RAに相談するなど自分の中だけに不満を溜めず、言うべきことは言う、他に助けを求めるという心持ちもお忘れなく笑。というわけで少々強引な終わり方ではありますが、入学前に想像もしていなかったところににおいというストレスの種が落ちていたという私の体験が今後誰かの役に立つことを祈ります。では。


2021/3/15 natsumi

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