とりあえずでイギリスに短期留学したけど、後悔はしていない。

現在、エディンバラ大学に1年間の留学をしているyuといいます。


このサイトを見にくる多くの人は海外大学への進学を視野に入れている方々なのではないかと思います。一方私は、日本の大学に在籍しながら1年間を海外の大学で学ぶ”留学”という形でエディンバラに来ています。みなさんに、留学という選択肢、そしてこのエディンバラでの生活についてお話しできればと思います。


目次

  • 留学を選んだ理由
  • surviveすることに必死だった毎日
  • 授業についていくのに必死な生活
  • じゃあ全部辛いの?


留学を選んだ理由

私は大学受験時に海外大学の進学なんて全く視野になかった高校生だった。一応、日本の一流大学と言われる大学に進学するべく、センターから2次までの勉強をしていた。


ハーバードとかオックスフォードとか、聞いたことがある大学はそのくらいだった。自分とは別次元の世界で、きっと世の中の1%にも満たない人たちが、将来Facebookのサービスとかを作っちゃうような人たちが行く場所だと思っていた。当たり前に目の前に敷かれたレールに乗って、受験を行い、なんとなく大学名のためにもう1年浪人する気にはなれず、受かった大学にそのまま進学した。


別に自分の専攻の科目に興味があるわけでも、面白い授業があるわけでもなく、単位を取るためだけに大学に通う日々だった。大学2年の夏に、自分の進路について考える機会があった。自分が想像以上に今の生活にストレスを感じていること、満足していないことを知った。後にも先にも、他人の前であんなに号泣する日はないと確信する。


学歴ロンダリングをしたい。動機は不純だった。どうしても東大よりもレベルが高いといわれる大学で学んでみたい。日本なんて小さい国じゃなくて、世界の優等生たちと共に学びたい。


ふと思い立ったことだった。留学の学内選考の締め切りまで2か月を切っていたある日だった。その時のIELTSのスコアは5.0。決して高いとはいえる点数でもなく、出願条件なんて満たしているわけでもなかった。それから得意でもない英語を勉強する怒涛の6週間が始まった。


エディンバラの場所に執着していたわけではない。勉強したいことがあるわけでもなかった。ただ、大学の協定校の中で一番世界ランキングが高かった。本当にそれだけだった。こう書いてるとださいな、自分笑。でも、日本を出るのには良いきっかけだったと思う。大学生活の再スタート。そういう意味でこの場を選んだ。


surviveすることに必死だった毎日

大学を決める時に、世界ランキング以外に1つだけ気にしていたことがあった。それはイギリスに行きたいという思いだった。


高校時代の恩師に、イギリスが向いてるよって言われたことを引きずっていた。加えて、歴史や文化、アートに興味がある自分はヨーロッパへの強い憧れがあった。大学の協定校の中でこの2つにあてはまるのはエディンバラ大学だけだった。スコットランドだけど、まあイギリスっしょ。そんな軽い気分でエディンバラの地に降り立った。


4か月過ごして思うことは、寒い、暗い、風が強い、オールドシティ、おいしいものがない。ざっとこのくらい。街自体が世界遺産なこともあって、歴史は壮大だ。美術館や博物館、お城、観るところはたくさんある。建物も綺麗で、街中を歩くのは楽しい。晴れていれば。正直天気が悪すぎて、鬱になる。日本帰りてぇーってなる。お米えええええって笑。

授業についていくのに必死な生活

エディンバラ大学の授業について話す前に自分の専門について話しておきたい。高校時代の目標は政治学を学ぶことだった。当時働いていたNPOや学生団体から、政治に強い興味を抱いていた。さらに、私が高校3年生の時、選挙権が18歳に引き下がった。当時の私が政治に興味を抱かない理由がなかった。自分が合格した大学には政治学科がなかった。その代わりに国際関係専攻があった。世界に目を向けたい、国際連合とか外交とか面白そう。視野を広げたい。理由なんてこんなところだろう、大して覚えてなどない。一番政治学に近そうだから選んだ。


実際、国際関係学はそこまで自分の興味を惹くものではなかった。専門を決める時も好きな教授が開いている人気のないゼミを選んだ。結果、中国研究が自分の専門になった。留学をするとき、留学の動機や、志望理由、何を学びたいかなど事細かにアウトプットをしなければならなかった。とりあえずろくなことが書けない。まあ行ったらどうにかなるっしょ。とりあえず日本の外に出られればOK。そんな気持ちで、物語を創造した。


一応今回の留学の名目は、「アジアのことを学ぶにあたって、アジアで勉強をしていてはバイアスでしか物事が見られないので西洋的な視野を獲得すること。」ざっとこんな感じ。なんて薄っぺらいんだろう笑。でもこんなもんで私の大学は簡単に留学の許可を出してくれました笑。そこから授業内容と照らし合わせて、エディンバラ大学に提出する英文のletterの作成をし、今に至る。何が言いたいかというと、別にここにきて勉強したいことは特になかったっていうこと。だからこそ、授業についていくことだけですらとてもストレスだった。


日本だと1つの学期に10個以上の授業を取るのが普通なのに対して、Edinburghは3個までしか取れない。自分の専門を最初から選んでいくスタイルだ。大学2年までに100単位くらいとり終わってた私としては、授業のコマ数が3分の1以上減った。なのに、なんでこんな勉強してるんだろうってくらい勉強量が尋常じゃなかった。これで1年生向けの授業で楽なほうだというのが目を背けたい事実。日本って何勉強してるんだろう。というか、この2年で私何勉強してたんだろうなと思うとともに、私IR全然興味ないんだなと感じた学期になった笑。


基本的に1つの授業がレクチャーとチュートリアルの2部構成。1週間に2時間分のレクチャー、1時間のチュートリアルがある。(チュートリアルは10-15人くらいの少人数の討論とかをするクラスだと思ってほしい。)


こっちの大学は予習のほうが大切。授業前にトータル20~30ページくらいの論文を2本か3本読まされる。そのリーディングをもとに授業が進む。特にチュートリアル。これやってないとなに話してるのかさっぱりわからない。でも論文だから読むのに時間がかかって毎晩3時とかまで読んでも全部読み切れない。最後のほうは体調を崩しまくっていたこともあり諦めてやってない日もあった。


3つしか授業を取れないので、基本的にみんなその分野にバッグラウンドがあったり、相当な知識量、興味を持ってる。授業は活発だし、言ってること専門的だったし、授業はついていくとかいう次元ですらなかった。そもそも200人以上いるレクチャーで、手を挙げて発言する勇気ある?日本だったら絶対できない。すごい真摯に勉強に、授業に打ち込む姿が日本では決して見られない光景で感動した。かっこいいって素直に思った。


個人的に一番つらかったのはessayだった。今まで500ワードくらいしか書いたことなかったのに、初めてのessayが1500ワード。加えて1000ワードと2500ワードのessayも同じ時期にあった。余裕だろって思ってたら案の定、前日図書館でオールしたよね笑。


でも図書館っていつでも人がいる。こんなにみんな勉強してるのかって思う。自分も頑張ろうって思える。もう少し、頑張らなきゃって思える。すごい刺激的な場所。誰もessayの書き方なんて教えてくれないし、まず書き出しの方法もわからない状態で、ネットでググりまくりましたね、はい。グーグル先生優秀。


テストは2時間のessay型だった。受ける前は時間余りそうって思ってたけど全然そんなことなかった。自分の取っていた科目は過去問が役に立たなかったので、全部勉強しないといけなかったし、トータル10日弱を朝8時くらいから図書館にこもって勉強した。受験以来に長時間籠って勉強してた。山張るのができなからこそ、先が見えない戦い過ぎて辛い日々だった。


途中から、英語読む前に日本語でいっぱいググって、理解してから英語で勉強してた。本当は英語で読めるのが一番なんだろうなあ。でもそんなことする時間も能力もなかった。あとはミッドタームのessayの提出で燃え尽きちゃって後半のほうの勉強身が入らなかった。全く論文読まずに授業に出てた。もったいないことをしてしまった…。


キラキラ留学!ってどこにあんねん。体調崩しながら、寝不足で目の下に隈作りながら、這って大学行って、授業出て、何もわからずそのまま帰宅して。日が短いし寒いから朝起きるの辛くて、毎日生きるので精いっぱいだった。


もちろん、自分にも非がある。生半可な気持ちで飛び出したこと、英語力不足、興味不足。Tutorにわからないところを聞きに行ったときに、もう少し粘ればよかった。友達にpeer checkを頼めばよかった。でも、そこまで頑張れる気力じゃなかったのも事実。


留学って難しいよね。ただで行ってるわけでもなければ、正解があるわけでもない。自分次第で生活も変わるし、たぶん授業の理解度も変わる。それこそ答え合わせができるのはきっと何年も後だから。本当にsurviveって単語がぴったりなセメスターだった。

じゃあ全部辛いの?

別にエディンバラ大学が悪いところではない、あげようと思えばいくらでもいいところは出てくる。友達と遊んだり、旅行したり楽しいことだってある。でも、そんな全部が全部楽しいよって書いたところで嘘になるし、海外に異文化体験!みたいなモチベーションで来るなら語学留学や旅行を強くお勧めする。


大きな大学だからこそ、授業で学生と仲良くなるのは難しい。イベントに遊びに行くなどしないと友達が増えない、でも行くと勉強が追いつかない。授業で発言することも難しい。何なら一日英語を発さずに終わる日だって少なくない。


だから英語を勉強しに正規留学しに来ることもお勧めしない。専門的に勉強をするのにはとても良い環境が整っていると思う。だからこそ、それを有効活用すれば良い。私にはそれができなかった。生半可な気持ちで来てしまったことを後悔する毎日。


今は後期をどうすれば楽しく、有意義に過ごせるのかを考えている。中国人の留学生が多いことを利用して卒論書き始めるのもいいなとか、中国語勉強しようかなとか。アルバイトをしてみたいなとか、友達増やしたいなとか。ちょっと週末遠出をしたい。自分で何かイベント開いてみたいなとか。


せっかく日本から遥か彼方のイギリスにいるんだから、日本じゃできないこと、自分にしかできないことしたいなって。少し遠回りした自分探しの旅だと思って、自分がやりたいことを探すのも楽しそうだな。まだ時間はある。未来のことを考えるとわくわくする。


海外大学に進学するのも、私のように1年留学するのも、日本の大学で4年間を過ごすのも選択肢の1つだと思う。現時点で、日々の勉強面について後悔することは多いけど、ここに来たことは間違ってはなかったと思う。


学歴コンプレックスが元々のモチベーションではあるし、不純な動機でここにいる。あまり高校生に良いお手本になるとは思わないけど、何もしないよりはマシだったのかなって自分のことを評価している。辛いけど辛い分頑張ろうと思うし、何かやってやろうって思える。来期は今期より少しでも満足いく日々にしたい。まだまだ日本では海外に行くことはマイナーだ。悩むことのほうが多いと思うし、不安にもなると思う。


やりたいことが決まってないのならばリベラルアーツ型の大学を視野に入れれば良い。決まっているならば専門性を高めにエディンバラ大学のような大学を選択肢に入れれば良い。海外に興味があるけど大学に行く勇気が無いのならば短期間の語学留学からチャレンジしてみれば良い。選択肢は無限にある。じっくり考えて、自分に合う選択肢を選ぶことが一番大切だと思う。私も現在進行形で模索してる。


一緒に悩んで、一緒にチャレンジして、一緒に頑張ろう。

世界は広いぞー。


2020/1/26 yu

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