こんにちは。今秋からGrinnell Collegeに進学するGenと申します。
自分で書く初めての記事ということもあり、何を書こうかとても迷いました。今回は、この数週間、自分がずっと考えていたことを書こうかと思います。
突然のバーンアウト
6月下旬。僕はギャップタームで通っていた慶應の課題に追われていました。
COVID-19によるオンライン授業の影響で例年より多い課題に加えて、自動車の免許、Grinnellの手続き、アカデミックスキルの準備講座など、明らかにキャパオーバーしながら毎日予定をこなしていました。
2月下旬に日本の受験が終わり、それまで時間に追われるように日々を過ごしていたからでしょうか、常に生産性に囚われ、自分の中で「忙しい=善、休むのは悪」という謎の式ができていました。
そんなある日。朝、これまでに経験したことのない脱力感に襲われました。やるべきことをやらなければいけない、だけどやる気が全く出ない。どうしよう。その日はやるべきことの大半をこなせませんでした。
脱力感は数日続き、負のスパイラルに陥っていくのを薄々感じました。遂に、アメリカの大学に出さなければならなかった書類を出し忘れ、事態の深刻さを思い知らされました。
気づき
バーンアウトから数日後。僕は思い切って慶應の課題から身を引きました。
先輩や友人と話して、すでに退学が決まっていた慶應の課題によって、やるべきことができず、精神的に堪えるのは自分の精神衛生上良くないと感じたからです。(この考え方は人それぞれですからね)
これによりスケジュールにかなり余裕ができ、自分がやるべきこと、やりたかったことができるようになり精神的にも楽になりました。またこの様な「休み」を得られたことで、自分がこれまで過ごしてきた習慣の欠点にも初めて気づくことが出来ました。徐々にモチベーションも戻り、今は精神的にも楽に過ごせています。
たとえ自分が家でYouTubeを見ながらゴロゴロだらけていても、罪悪感を感じなくなりました。休むことで、物事を別の視点から見ることができ、新たな閃き、気づきがあるかもしれませんし(これはエッセイに取り組むときに使えそうですね)、仮に自分が休んだせいで物事が上手くいかなくても、次回直せばいいんですから。
日本の大学などを全て上手くこなし、「完璧」なギャップタームを過ごす目標は達成できませんでした。しかし、これから大学生活を迎えるうえで、休むことは悪いことではないということに気づけた時点で、このギャップタームは成功だったと思います。
休むことは決して悪いことじゃない
受験生の皆さん、自分を追い詰めすぎないで下さい。完璧を追い求めるあまり目先のことにくよくよするよりも、長期的に自分がどうありたいかを考えたほうが上手くいく気がします。(自分にもこれを言い聞かせています)
シェアブロードを知っていて、この記事を読んでいる方は、きっと相当な努力家でしょう。毎日本当にお疲れ様です。時にはそんな頑張っている自分をいたわってあげてください。追い込みすぎないでください。思い切って、何もかもを忘れて休んでみてください。
あなたの休んだ時間は、長い年月で見ると決して無駄にならないはずです。
この記事を読んでいるあなたが、掲げている目標を達成することを祈念してこの記事を締めたいと思います。拙い文章でしたが、最後まで読んで下さり有難うございました。
0コメント