こんにちは。mihhyです。
私はちょうど先日、9月から入学予定のカールトン大学に到着し、現在は留学生向けのオリエンテーションに参加しています。今年は主に受験中の経験について共有したいと考えています。よろしくお願いします。
さて、エッセイはアメリカの大学の出願時における最も重要な構成要素のひとつです。本記事では、そんなエッセイについて、私の経験を語ろうと思います。少しでも多くの方に、参考にしていただけたらと思います。
なぜエッセイを書き直したいと思ったのか
では本題に入る前に。私の出願時スケジュールを少しお伝えします。
私は、Early Action (12/1)にいわゆる滑り止め校3校に出願しました。そして、年明けに本命校カールトン・カレッジにEarly Decision II (1/15)で出願しました。(その後も、Regular Decisionで何校か出願しました。)
Early Actionで出だした学校は滑り止め校だったということもあり、急いで完成させたエッセイと、あまりふるわなかった10月のSATスコアを出しました。
ですが、いざカールトンのEarly Decisionや他の大学に向けてのサプリメントを残すのみとなった時、私はこのままではカールトンには受からないと思いました。
なぜなら、12月のSATも結果がふるわず、結局10月よりも点数が下がっていました。また、TOEFLもカールトンの出願条件である100点にまだ届いていませんでした。
そして何より、エッセイがなんとなくしっくりきていなかったためです。(この「なんとなくしっくりこない」という感覚は、エッセイ執筆においてかなり重要な指針だと思います。)
サプリメントエッセイも、何本か書かなければなりません。しかし私は、リスクを承知で思い切ってエッセイの書き直しを決めました。
エッセイを書き直したい。そこで私がやったこと
具体的に何をしたかというと、先ほどあげた「なんとなくしっくりこない」の原因が何であるかを突き止めるため、論理面と自己分析面からアプローチをかけました。
前者においては、論理性に定評のある知り合いの方に、内容の良し悪しではなく論理的にエッセイの流れがどうかを読んでもらって、問答を繰り返しました。
後者においては、自分がエッセイで一番伝えたい自分という人間について再度考えました。具体的には、エッセイの中心となる出来事については変えず、その出来事を通して注目するべき私の部分を変えました。
最終的に、エッセイは自分のしっくりくるものに一番近い状態にまで引き上げることができました。
TOEFLは出願後も粘り、ギリギリ100点を越えることができました。この経験については、また他の記事で共有します。
(ちなみに、3月のSATは、カールトンからwaitlistが来たら受けようと考えていましたが、合格通知が先に来たので受けませんでした。)
恐らく私はスコアではなく、エッセイやその他諸々の書類でカールトンに入ることができたのだなと思います。
ある意味その答え合わせといいますか、その推測をほぼ確信した出来事が後日ありました。
出願も終わった2018年の3月、リベラルアーツに関するシンポジウムに参加するため、カールトンの学長が日本を訪れていました。そこで彼が協調していたリベラルアーツの本質を構成する軸のうちのひとつが、まさに私がエッセイで主題としたテーマでした。
リスクのある方を選択して、今は良かったと思っています。年末にもなってくると、いろいろな物事に焦りを感じて臆病になりがちだと思います。やった方がいいんだろうな......と一瞬でも思ったことは、後々考えると実際やるべき事だったりすることが多いです。
エッセイは特に自分が主となってつくり上げるものなので、他からの助言も大切ですが、最終的には自分の信じる方向に向かって行くことも忘れないで欲しいです。
どの程度書き直したかなど、具体的な質問をしたい人は、ぜひ連絡くださいね。
2018/09/01 mihhy
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